みなさん ! ごきげんいかがですか。
拳骨和尚は
石山人先生から !
いきなり !
この世にたった ! 四つしかない聖杯の内
石山人先生の手元の
今 ! 眼の前にある二つの聖杯
【 この二つの内どちらかを持って帰ってくれ 】
と言われました。
言われましたが
はい ! そうですか。
ありがとうございます
なんて簡単に言えるものではありません。
返事に困りました。
すると石山人先生 !
またも耳を疑う事を言われました。
【 売るも良し ! 】
【 自分で使うも良し ! 】
【 人にあげるのも良し ! 】
差し上げるものだから !
後はご自由に ! です。
そして独り言を言われました。
【 オークションに懸ければ300からだろう 】
拳骨和尚は困りました。
でも ! いただく事にしました。
おやじさん !
どちらを頂いたらいいのでしょうか ?
【 南 】 がいいだろうね !
どうしてですか ?
【 北と南 】 同じように見えるのですが ・ ・ ・
と ! とても単純な質問をしました。
桐箱の蓋を見て御覧 ・ ・ ・
南には箱書きがあるけど北には無いだろうと言われました。
南の聖杯 !
その箱書きは
【 銘 無憂樹
美濃 石山人 作
薬師寺貫主 暎胤 花押 】 と書いてあって
薬師寺の安田暎胤管長の書かれたのものなんです。
【 無憂樹 】 がこの聖杯の名前です。
無憂樹 ( むゆうじゅ )
お釈迦さま誕生の花で 【 アショーカ 】 というマメ科の植物です。
臨月近くになったマーヤ夫人が故郷のデーバダハ城に帰って出産するため
カピラ城を出て途中休憩の為に立ち寄ったルンビニの花園で
咲き競っていたアショーカの花に右手をさしのべた時に
お生まれになったのがお釈迦さまです。
マーヤ夫人が何の心配もなく安らかに出産したことから
後に無憂樹と名付けられたそうです。
この 【 無憂樹 】 と名づけられた 【 南 】 の
【 聖杯 】 を頂きました。
石山人先生の気が変わらないうちに早く帰ろうと思いました。
そのすぐ後に !
本日 !
三回目の !
耳を疑う事を言われました。
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