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2025/10/06 22:29 |
辻説法 894 【 ブッダガヤにて 】 

みなさん ! ごきげんいかがですか。

先ほどこの原稿を書いているときに石山人先生から電話を頂きました。

信じられない展開になって来ました。

明日その事で空手道部OB会を臨時に開く事になりました。

また後日ご報告いたします。

さて !

石山人先生の命と引き換えの天竺巡礼の旅を手配されたのは

【 ZIPANG 】 です。

そう ! 

あの有名な !

日本国中を所狭しと走りまくった !

【 超豪華2階建て観光バス 】 

大阪の中央観光の社長さんでした。

親戚中の猛反対の中 !

この人だけが 【 行かせてやれや ! 】 と言われたのです。

チケットやホテル 現地のガイドまで全部手配をされました。

それに旅費までもです。

死を覚悟した者を止める事は出来ない ! とまで言われたそうです。

石山人先生は 【 焼いた石の碗 】 を持って出発しました。

この話を最後までしたいのですが ・ ・ ・ 終わりません。

御自身の思いを 【 焼石器碗創作の思い 】 の中で

このように簡単に語っておられます。

【 長年石造建築に携わる仕事で世界の石材を捜し求め訪れたインドで

偶然にも四大聖地にみられる釈迦仏 ・ 大塔 ・ アショカ王の手による

諸建造物の砂岩でつくられた彫刻作品の数々に運命的な出会いを致しました。

単に石材を加工するだけに囚われず 

全く新しい発想で石に表情を持たせられないものだろうか

赤熱の鉄のごとく加工出来ないものか 

陶器のごとく多彩に装飾出来ないものであろうか

私は早速に新しい創作テーマに取り組み始めました。

世界各地の石材を採集し 私の意図する所の創作を試みましたが

適正石材選定の難しさ 器物として肉薄に造形する過程での破損多く

又 1200℃もの高熱を通すため 更なる歪み割れを生じ

未熟ながらも 「 焼石器碗 」 の完成に到りました。

折から一生の節目に出会い 悶々とした日々を過ごす内

仏典のなかの 「 四天王奉鉢 」 に触れる機会が有り

一気に創作物への思いに駆られました。

平成八年三月 釈尊成道の地インドのブッダガヤ大塔の釈迦本尊に

時の塔主 「 チョンリー大僧正 」 の許諾を得

「 焼石器碗 」 奉鉢

「 献茶 」 奉納する事が出来ました。

四天王奉鉢という仏教史実の大河を超え 現代技術を持ってして

釈尊への奉鉢という一世一代の契機に聖なる 「 焼石器碗 」 の

創作に日々取り組んでいます 】

さらっと ! 本当にさらっと書かれています。

実際には ・ ・ ・ 筆舌に尽くせないと思います。

その時の写真です。
 
DSC05341_resized.jpg






ブッダガヤ大塔の内陣の釈迦牟尼仏本尊と

チョンリー大僧正です。

石山人先生の工房の棚に

埃をかぶって

こんな写真がちょこんと置いてあるのです。

言われなければ誰も分かりません。

大塔の内陣には特別の許可が無ければ入れません。

どのように言われたのでしょうか ・ ・ ・

言葉は必要なかったのでしょう。

不思議です。

奉納・献茶が無事に終わり大塔の外に出て来た時に

【 ホンマかいな ! 】 と言う

奇跡が起こります。

つづく ・ ・ ・ 

http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20030921/onair.html



 
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2009/05/03 08:06 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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