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2025/07/28 15:54 |
辻説法 882 【 未曾有 ? 】
DSC05307.JPG









みなさん ! ごきげんいかがですか。

今日の辻説法は 【 未曾有 】 です。

【 KY 】 が 【 空気が読めない 】 から

【 漢字が読めない 】 に変わりました。

麻生太郎総理のお陰で

未曾有の読み方と 

未曾有の言葉が

日本国中に !

一気に 【 広宣流布 】 してしまいました。

総理は100年に一度の ・ ・ ・ と言いました。

がっ ! 

未曾有とは 【 未だ曾 ( かつ ) て起こったことの無い事 】

と広辞苑と国語辞典に書いてありました。

創価学会の 【 御書辞典 】 には上記の他に

【 歴史上一度も出現しなかったこと 】 と書いてありました。

ですから ! 

百年や二百年に一回ぐらいしか起こらない事ぐらいでは !

決して使えないような言葉のような気がします。

しますではなく使えません。

この 【 未曾有 ・ 未曽有 ( みぞう ) 】 ですが

もともとはサンスクリット語の仏教語です。

【 十二分経の一 】 に出てきます。

【 十二分経 】 は、仏教経典を十二に分類したものです。

その中の 【 一 】 は

仏 ・ 菩薩による 【 奇跡 】 を記した経典です。

その中の 【 阿浮陀達磨 】 が 【 未曾有 】 です。

ところでこの未曾有ですが

原語では 【 Abdhuta 】 と書き

【 びっくりした ・ 驚いた 】 という意味です。

ところがこれが中国に伝わった時に誤って

【 有る 】( bhu ) + 過去形 ( ta ) に

否定語 ( ab ) が付いた文字として訳されてしまい

【 未だ曽つて有らず 】 となってしまったのだそうです。

ですから !

未曾有を使う場合 !

本来は ! 善い ・ 良い意味に使わなければなりません。

例えば我が師日蓮のようにです !

【 仏滅度後 二千二百三十( 二十 ) 余年之間 

一閻浮提之内 未曾有 大曼荼羅 也 】 
 DSC05290_resized.jpg










この総理の場合 【 前代未聞 】 と使われた方が良かったかな~

と思うのです。

我が師日蓮は御書 【 撰時抄 】 に

【 前代未聞の大闘諍  (  だいとうじょう )

一閻浮提 ( いちえんぶだい ) に起るべし 】 

と書いています。

今まで起こったことの無いほどの大戦争が !

世界中に起こる ! と言っているのです。

日蓮の生きた時代の大闘諍は 【 蒙古大襲来 】 です。

【 前代未聞 】 と 【 一閻浮提 】 と言う言葉をよく考えた時

七百年後の今日の我々に対する 【 一大警告 】 と受け取らなければ !

ならん ! と拳骨和尚は思うのです。

麻生総理の原稿を書いたライターの人お気をつけ下さい。

まあ ~  ! 

言葉の翻訳は大変難しく判 ・ 解かったったつもりの ・ ・ ・ 

使い方には細心の注意が必要かなと思う今日この頃です。


 
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2009/04/30 11:33 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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