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2025/07/28 17:29 |
辻説法 1399 【 ある日の出来事 】 


これは本当におこった話です。

三週間前の事です。


朝7時40分に電話が鳴りました。

和尚様今日と明日のご予定は ?


はい ! 何もありません。


では今晩お通夜で明日は葬式をお願いします。


枕経 ・ 通夜 ・ 葬儀 ・ 出棺 ・ 火葬 ・ 還骨 ・ 初七日 ・・・

が現在の葬儀の流れです。

その初七日の法要の最中に ・・・ それは起こりました。


葬儀が御自宅で行われました。

玄関も戸も開け放なたれています。

拳骨和尚の一切手抜きなしの読経も終わりました。

御遺族も長丁場で疲れておられます。

このまま説法もせず帰ろうかと思いました。

その時です !

一匹の蜂が迷い込んできたのです。

一同のみなさんにパニックが起こりました。


ハエタタキ ! キンチョーる ! 誰か何とかして ! ほれ ! それ !

です。


思わずほくそ笑んでしまいました。

拳骨和尚さまはあわてず落ち着いて ・・・ 一言申しました。

このミツバチは ! みなさんを殺しにきたのではありません。

それに今はお父様の初七日です。

この蜂は私の頭の上を三回回ったら ! 外に出てゆきます。

心配ご無用 ! です。


みなさん正気を取り戻されました。


すると本当に拳骨和尚の頭の上を回り始めたのです。


本当だ ! 回り始めた。


それで外に出てゆくかと思ったら ・・・

御仏前にお供えした花の中に首を突っ込んだのです。

この蜂ミツバチです。

蜜のにおいに誘われて ・・・

でも切花ですので甘くなかったのでしょう。

直に何事も無かったように ブ~ン と外に出てゆきました。

全員大笑いです。


こんなことが本当に起こるのです。


その席でお尋ねがありました。

四十九日は三月にまたがってはいけないと言われました。 


和尚様は一言 【 迷信 】 ですと答え

それは駄洒落にもなりません。

【 始終 ( 四十 ) 苦 ( 九 ) が 身 ( 三 ) につく ( 月 ) 】  】 と言う

とんでもない言いがかりです。

どなたが言われたのですか ?

そのお方を連れてきてくださいますか。

厳重に注意をしなければなりませんと ・・・

はい ! よく解かりました ・・・ 



今時こんな言葉で人を惑わす人がいるんだ ・・・ 正直思った。


でも四十九日は来月になりました。





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2011/10/20 20:22 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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