これは本当におこった話です。
三週間前の事です。
朝7時40分に電話が鳴りました。
和尚様今日と明日のご予定は ?
はい ! 何もありません。
では今晩お通夜で明日は葬式をお願いします。
枕経 ・ 通夜 ・ 葬儀 ・ 出棺 ・ 火葬 ・ 還骨 ・ 初七日 ・・・
が現在の葬儀の流れです。
その初七日の法要の最中に ・・・ それは起こりました。
葬儀が御自宅で行われました。
玄関も戸も開け放なたれています。
拳骨和尚の一切手抜きなしの読経も終わりました。
御遺族も長丁場で疲れておられます。
このまま説法もせず帰ろうかと思いました。
その時です !
一匹の蜂が迷い込んできたのです。
一同のみなさんにパニックが起こりました。
ハエタタキ ! キンチョーる ! 誰か何とかして ! ほれ ! それ !
です。
思わずほくそ笑んでしまいました。
拳骨和尚さまはあわてず落ち着いて ・・・ 一言申しました。
このミツバチは ! みなさんを殺しにきたのではありません。
それに今はお父様の初七日です。
この蜂は私の頭の上を三回回ったら ! 外に出てゆきます。
心配ご無用 ! です。
みなさん正気を取り戻されました。
すると本当に拳骨和尚の頭の上を回り始めたのです。
本当だ ! 回り始めた。
それで外に出てゆくかと思ったら ・・・
御仏前にお供えした花の中に首を突っ込んだのです。
この蜂ミツバチです。
蜜のにおいに誘われて ・・・
でも切花ですので甘くなかったのでしょう。
直に何事も無かったように ブ~ン と外に出てゆきました。
全員大笑いです。
こんなことが本当に起こるのです。
その席でお尋ねがありました。
四十九日は三月にまたがってはいけないと言われました。
和尚様は一言 【 迷信 】 ですと答え
それは駄洒落にもなりません。
【 始終 ( 四十 ) 苦 ( 九 ) が 身 ( 三 ) につく ( 月 ) 】 】 と言う
とんでもない言いがかりです。
どなたが言われたのですか ?
そのお方を連れてきてくださいますか。
厳重に注意をしなければなりませんと ・・・
はい ! よく解かりました ・・・
今時こんな言葉で人を惑わす人がいるんだ ・・・ 正直思った。
でも四十九日は来月になりました。
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