妙法蓮華経の言う 【 自我得仏来 】 でお釈迦様が得た仏とは ・・・・
ますます謎が深まるばかりです ・・・・
みなさん ! お元気ですか ?
そろそろ日蓮がわざわざ自筆の大曼荼羅に勧請して書き込んだ
【 南無薬王菩薩 】 の辻説法を終わらせたいと思います。
あまり長いと飽きられますので ・・・
現代人は暇が無いのと ・・・ お金が無いのと ・・・
人の言う事をゆっくりと解かるまで聞く耳が無い ・・・
いや ! 無いのではなく実は耳が故障しているのです。
ひょっとしたら耳くそが穴を塞いでいるのかも ?
耳だけではなくて口 ( 舌 ) も故障しています ・・・
これを修理するには !
妙法蓮華経を全巻 !
【 授持 ・ 読 ・ 誦 ・ 解説 ・ 書写 】 しなければ
故障したままで人生を終えてしまいす。
だって ! 法華経に書いてあります。
法師品第十九に
お釈迦さまは常精進菩薩に五種法師 ( 受持 ・ 読 ・ 誦 ・ 解説 ・ 書写 )
を実践することによって人は
【 800の眼の功徳
1200の耳の功徳
800の鼻の功徳
1200の舌の功徳
800の身の功徳
1200の意の功徳 】 を 【 得 】 て
【 六根が清浄 】 になる ! と言われている。
ほらここにも 【 得 】 が出てきた。
では本日の辻説法 【 自我得仏来 】 を始めましょう。
日蓮宗各派ではお釈迦様が得た仏 ・・・ を
【 久遠実成の本師釈迦牟尼仏 】 と言います。
日蓮の正しき宗門と言われる大石寺では
【 久遠元初の自受用報身如来 】 と言われる。
この如来のことを 【 末法の御本仏 ・ 日蓮大聖人 】 とも言われています。
けれど人間であった時のお釈迦さまは 【 仏 】 を 【 得 】 て
成仏されたと言われているのです。
ですから ・・・
ずっと久しく遠い昔に成仏した御本人や ・・・
その亦昔 ( 久遠元初 ・ 一番最初 ・ 宇宙創成時のビッグバンの事か ? )
に初めから仏さまであった自受用報身如来であったり
( 初めから仏であったら ・・・ 誰も成仏できなくなります。)
宗祖日蓮大聖人であるわけがない ・・・
そんな事を言うとタイムパラドックスが起こります。
【タイムパラドックス 時間の逆説 】 とは
時間軸を遡って過去の出来事を改変した結果、因果律に矛盾をきたす事です。
ですからここで得た仏とは ?
お釈迦さま以外の仏様です。
・・・ ? ・・・
では和尚さんは一体どの仏様だと言われるのですか ?
はい ! その答えは如来寿量品の自我偈に書かれていました。
でもそのものずばり ! ではありませんでした。
よく読んで考え ! 他の経典もよく読まないと解かりません。
早く教えてください !
それではその部分を書きます。
【 説仏寿無量 】 ( せつぶつじゅむりょう )
【 慧光照無量 】 ( えこうしょうむりょう )
です。
お釈迦様が得た仏様の名前です。
【 無量寿仏 】 と 【 無量光仏 】 です。
この仏の名前は固有名詞です。
無量寿と無量光の二つの名を持つ仏様は 【 阿弥陀仏 】 以外におられません。
【 仏説阿弥陀経 】
【 姚秦三蔵法師鳩摩羅什奉詔訳 】 に書かれています。
【 姚秦の三蔵法師鳩摩羅什が皇帝の詔を奉り訳す 】 です。
このこと天台宗では当たり前のことなのです。
知らぬは ・・・ ばかりなり ・・・ なのです。
比叡のお山で修行した法然上人 ・ 親鸞聖人 ・ 道元禅師 ・ 日蓮聖人は
全員 ! 法華経の行者で念仏の僧で密教の行者で座禅の名人です。
それぞれの上人方が法華の教えを実践する方法として 【 摩訶止観 】 の中の
四種三昧を修行したのは間違いありません。
常坐三昧 ( 一行三昧 ) 90日間座り続ける。
常行三昧 ( 仏立三昧 ) 90日間阿弥陀仏の周りを回りながら念仏を行う。
半行半坐三昧 本尊の周りを歩く行と、座る行を行う。
方等三昧 『 大方等陀羅尼経 』 に基づいて7日間行われる。
法華三昧 『 法華経 』 に基づき37日間または21日間行われる。
非行非坐三昧 ( 随自意三昧 )
四種三昧とは座禅 ・ 念仏 ・ 法華懺法などです。
他に遮那行 ( しゃなごう ) と呼ばれる密教の修行があります。
天台業二人 ( 止観業1人 遮那業1人 ) が年分度者となれる。
一年でたった二人です ・・・ 得度できるのは ・・・
『 山家学生式 』 を定めた最澄大和尚は天台宗の年分度者は比叡山において
【 大乗戒 】 を受けて菩薩僧となり、12年間山中で修行することを義務づけた。
これでは身分の低い出世の見込みがまったくない優秀な人材は ・・・
山を下りる ・・・ それもいたし方ないと思った。
それぞれが選び取った修行が ・・・
後の世にこんなに混乱を招くとは ・・・
お上人たちも ・・・
夢にも思っていなかったかも知れない。
そうそう言い忘れるところでした。
妙法蓮華経もこの阿弥陀経を訳した鳩摩羅什です。
翻訳した経典が嘘ならば舌が残らない ! と遺言しました。
伝説では火葬の後に舌だけが焼け残って光り輝いていた ・・・ らしい。
鳩摩羅什の翻訳した経典類は大切にしましょうか。
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