みなさん ! ごきげんいかがですか。
久方ぶりに六波羅蜜の辻説法です。
今日は 【 布施 】 でございます。
みなさん ! 布施ってご存知ですか ?
そんな事ぐらい知ってますよ !
お坊さんに支払うお金の事でしょう。
まあ ~ 【 当たらずと言えども遠からず 】 です。
現代では葬儀 ・ 法事に寺やお坊さんに支払う金銭のことを
ズバリ ! お布施といいます。
この布施の事を 【 御供養 】 と言わせている所もあるようですが ・・・
でもね ・ ・ ・ 拳骨和尚は
決してそれだけ ! ではないと思うのです。
だって !
六波羅蜜は悟りの彼岸に至る大乗仏教の修行なんですから !
それと 【 布を施す 】 と書くでしょう。
何で ! 布がお金になるの ・ ・ ・ ?
特にこの布施は六波羅蜜の最初に来ているのです。
一体 ! 何故なんだろう ?
それをお話したいなあ ~ と思います。
ずいぶん昔の話ですが ・・・
死刑囚松本智津夫こと麻原彰晃が
【 布施するぞ ! ! 命がけで布施するぞ ! ! 】
と叫んでいたのを思い出しました。
この布施する主語はもちろん ! 【 信者 】 です。
頂くのは ! 【 麻原彰晃 】 です。
【 信 】 と 【 者 】 をくっつけると 【 儲 】 になります。
この儲け ! 坊さんが全部取ると 【 坊主丸儲け 】 と言います。
ねえ ~ 麻原さん !
ここまで露骨なのは ~
大変 ! 正直だと痛く感心します。
話は横道にそれますが ・ ・ ・
拳骨和尚の子供の時には 【 おあいそ ( 御愛想 )】 と言う
すし屋の【 勘定 】 の言葉はあまりありませんでした。
それが今は何処でも 【 お勘定 】 の意味に使われています。
【 愛想 】 あい‐そ 。 《 「 あいそう 」 の音変 》
1.人に接するときの態度。 また、人当たりのいい態度。
「 店員の愛想のいい店 」 「 愛想のない返事 」
2.人に対する好意 ・ 信頼感。 【 愛想を尽かす 】
3.( 多く 「 お愛想 」 の形で )
①相手の機嫌をとるための言葉 ・ 振る舞い。
「 お愛想を言う 」 「 お愛想で食事に誘う 」
②客などに対するもてなし ・ 心遣い。
「 何の愛想もなくてすみません」
等の意味と使い方があります。
拳骨和尚は 【 愛想を尽かされないよう 】 に日々心がけています。
この意味が不明の布施 !
お金と同等の価値を持つ !
この 【 施す布 】 は何のことでしょうか ?
実はお釈迦様が身につけておられた 【 袈裟 ・ 衣 】 のことなのです。
【 糞掃衣 ・ ふんぞうえ 】 と言います。
文字通り雲古を拭いた布のことです。
赤ちゃんのオシメのことでしょうか ?
それと墓場で死者を覆った布のことでもあるのです。
使い物にならなくなったボロ布を拾ってきて綺麗に洗い使えるところを
縫い合わせてこしらえた 【 お釈迦さまの三衣 】 です。
今でも東南アジア諸国のお坊さんが身につけている黄色い衣のことです。
今の日本のお坊さんたちが身につけている絢爛豪華な袈裟にも
その名残が残っているでしょ !
まるで 【 パッチ ・ ワーク 】 のキルトみたいです。
このお釈迦さまの袈裟衣は今は朽ち果ててこの世にはありません。
ところが今でもこの袈裟衣があるのです !
がぁ ! この衣の力はお金では買えません。
この衣を手に入れる方法を次の辻説法で !
伝授いたしましょう。
続く
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