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2025/07/28 03:36 |
拳骨和尚の辻説法 その809 【 吉野 ! 読んだか ? 】
【 はい ! 読みました 】

【 いい返事だね〜 】

【 気持ちがいいよ ! 】

これが石川先生の口癖です。

今朝も !

石川秀頴の声で目が覚めました。

拳骨和尚事吉野智応 いやこの時は吉野恭申です。

名前を呼ばれ 【 はい ! 】 と返事をした時には

いつもこう言われました。

幾つになっても誉められると嬉しいものです。

人間は偉くなると 【 はい ! 】 の返事が出来なくなるのです。

幼稚園児の時は誰でも 【 はい ! 】 と言えるのにです。

そうでしょう。

そして年を取ればとるほど変骨になって来ます。

本当に 【 偉大 】 な人は

誰に呼ばれても 【 はい 】 と返事をなされます。

石川秀頴先生のお陰で

拳骨和尚は 【 偉い人 】 と 【 偉そうな人 】 の違いが

はっきりと ! 解かるようになりました。

大石寺の67世の管長さんが

【 御法主上人猊下さま 】 と呼ばれた時に

素直に 【 はい 】 と返事をされた等と聞いたことがありません。

先生のお墓には 【 妙昇阿闍梨秀頴坊日哲大徳 】 と刻まれています。

石川先生は 【 日哲上人 】 です。

何かとても先生らしいお名前です。

さて ! 貞観政要の話です。

【 臣下 】

太宗皇帝に意見をした人です。

命懸けです。

今の日本国総理大臣に 【 バカ 】 といっても殺されませんが

朝鮮民主主義人民共和国の総書記に 【 バ○ 】 と言っただけで

確実に処刑されます。

その韓半島に実際に存在する高麗 ( 国 ) の

王から人民に到るまですべて

皆殺しにして根絶やしにする寸前の事だったのです。

【 どうか陛下には 皇祖なる老子の止足の戒めに従い

万世にわたる偉大なる名誉を保ち

雨のような広大な恩恵を発し

寛大な詔を降され 陽春のごとき徳沢を施し

高麗を許して 過ちを改めさせ

海に浮かべる大船を焼き

応募した兵卒をやめて

郷里に帰してやっていただきとうございます。

そのようにすれば 自然に中国も異民族も

すべて陛下になつき従い 遠方の国も静まり

近い国内も平和になることでしょう。】

いやはや !

とんでもない時にとんでもない事を言う臣下でしょう。

もう既に軍備も整い兵士達も訓練を終えて

【 いざ ! 出陣 】 の時だったのです。

さらに続けます。

【 私は老病の三公で まもなく死ぬ身でございます。

ただ残念なことは 私の塵や露のような微小な力が

陛下の海や山岳のような徳に

少しでも貢献することができない事でございます。

そこで慎んで死に際の残りの息のある限りを尽くして

あらかじめ 『 死後に草を結んで 』

生前の恩に報ずるまごころの代わりといたしたいと思います。

もし この私の死に際の哀鳴をお取りあげいただけますれば

私は死んでも この御恩は永久に朽ちないものと信じます 】 と。

このように上表 ( 君主に意見を書いた文書を奉ること ) しました。

太宗皇帝は ! どのように言われたのでしょう。

【 太宗は この上表を見て嘆息して言った

 「 この人は このような危篤の状態にありながらも

 我が国家の前途について憂慮している。 真の忠臣である 」 】

と言ったのです。

この人の名は書かれていません。

がっ !

この人こそ ! 真の英雄です。

ここで拳骨和尚は解からない事がありました。

【 死後に草を結んで 生前の恩に報ずる まごころの代わりに 】

です。

原文では 【 預 代 結 草 之 誠 】 です。

書き下し文は

【 預 ( あらかじ ) め 草を結ぶの誠に代 ( か ) ふ 】 です。

何の意味かまったく解かりませんでした。

子供の頃

草むらで草を結んで輪を作り 友達を呼んでつまづかせ

転んだ友達を見て ! 喜んで遊んだ事を思い出しました。

次は 【 結草 】 をお話しましょう。


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2009/01/08 11:33 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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