拳骨和尚の辻説法

みなさん　！　ごきげんいかがですか。

拳骨和尚は東京の大曼荼羅書写の展示会で

松本上人と僅か十分しか話できませんでした。

再会を約束したものの　・　・　・　

一体何時になるかわかりません。

一緒に食事を誘われたにもかかわらずお断りせざるをえませんでした。

髪の毛など一本も無いのに　！

【　後ろ髪を引かれる　】　とはこの事です。

次ぎにお会いするにはもう一度東京に来なければならんなあ～と

思っていました。

最終日の打ち上げの慰労会は拳骨和尚をわざわざ東京まで呼んでくださった

越智社長さんが増上寺の芝大門のすぐ側にある居酒屋で御馳走してくれました。

美味かったですなあ～

帰りは翌日の朝９時の飛行機です。

宿泊先は日本橋茅場町のホテルでした。

四十分で羽田まで直接電車がありました。

その日は朝から北朝鮮のミサイル発射でテレビが大騒ぎしています。

結局発射は翌日の五日になりました。

拳骨和尚が家に着いたのは十二時前です。

その日は疲れ果て夕方まで泥のように寝てしまいました。

夕方五時ごろでしょうか　？

電話のベルの音に呼び起こされました。

ルルルル　・　・　・　ルルルル　・　・　・　

携帯ではなしに家の電話です。

受話器を取りました。

吉野上人ですか　？

はい　！　！

松本上人ですか　！

そうです　！

【　拳骨和尚の辻説法　大曼荼羅に魅せられて　】　を今読み終えました。

感動しています。

本当に嬉しく思います。

志を同じくする人間が　！　

やっと　！　

目の前に　！

現れた　！　

と言ってくださったのです。

速く会いたいけれど　【　１８～２０日　】　まで西山本門寺の

虫払い法要があるので終わったら大津のお寺でお会いましょう。

大津　！　ですか　？

あの～　滋賀県の大津ですか　？

はい　！　そうです。

本当ですか　？

本当です。

それは拳骨和尚にとっては近くてありがたい事です。

と申し上げました。

続く