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2025/10/07 21:53 |
辻説法 892 【 余命三ヶ月 】 

みなさん ! ごきげんいかがですか。

昭和60年 ( 1985年 ) から始まった焼石制作の素材石の

収集と成分分析 ・ 焼成実験 ・ 融解温度実験 ・ 融解時の創形の実験は
 
平成2年 ( 1990年 ) に成功ました。

平成3年には一番大切な !

石種を 【 細川石 】 に決定する事が出来たのです。

しかし ! 

長年の無理がたたったのです。

殺しても死なない 【 ガタイ 】 の石山人先生も !

( アマチュアレスリング七段です ) 

そんな石山人先生も病に倒れる日が来ました。

平成7年のはじめです。

工房で五時間ほど気を失って倒れていたのです。

奥さんが発見して岐阜の国立病院に運びました。

一命は取り留めました。

しかし手術が出来ないと言われたのです。

【 三ヶ月以内に大動脈瘤が破裂する 】 

余命三ヶ月の宣告です。

絶対絶命です。

おまけに !

絶対安静です。

動けません。

六ヶ月が過ぎました。

何が功を奏したかは分かりません。

その間 ! 何も起こらなかったのです。

その時に仏教の本を読まれたのです。

その中に奇跡としか言いようのない記述があったのです。

【 四天王奉鉢 】 です。

一般的に日本の仏教徒には 【 四門出遊 】 【 降魔成道 】 

【 初転法輪 】 などがよく知られています。

四天王奉鉢は殆どの人は知りません。

恥ずかしながら拳骨和尚も知りませんでした。

石山人先生の 【 石鉢の由来 四天王奉鉢 】 にはこのように書かれています。

【 菩提樹の下で解脱してのち最高の悟りに達し成道の後

四十九日の間 釈尊は解脱の喜びに浸ります ・ ・ ・ ・

第七週目の日 釈尊が何も召し上がっていないことを知った二人の商人が

蜜丸を差し出そうとしますがそれを受け取る鉢がありません。

そこに四天王 ( 持国天 ・ 広目天 ・ 増長天 ・ 毘沙門天 ) 

( 東西南北の守護神 ) 

が現れて黄金の鉢を、続いて七宝の鉢を差し出しますが

いずれも出家にふさわしくないとお受け取りになられません。

最後に石の鉢を差し出しますと 

一人だけから鉢を受け取るのは不公平と言うことで 

四つの鉢を重ねて 一つの鉢にして 蜜丸を受け取られました。

釈尊が食事を終わられた後 

この鉢は梵天によって天に運ばれ聖物として供養されます ・ ・ 】
 
この記述にめぐり合った石山人先生は !

天竺の四大聖地の巡礼を !

単独で行くのを決意されるのです。

死を覚悟して行くと決めたら !

奇跡が起こりました。

貧乏のどん底におられた石山人先生に !

旅行の手配を全部してくださる人が現れたのです。

もちろん費用も全額支払ってくださったのです。

信じられます ~ ?

つづく ・ ・ ・



 
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2009/05/02 19:28 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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