【 夏安居 】
雨安居とも言う。
本来の目的は雨期には草木が生え繁る ・・・
昆虫 ・ 蛇など数多くの小動物の活動が活発になる。
遊行 ・ 托鉢をやめて一カ所に定住 ・・・
小動物に対する無用な殺生を防ぐ。
お釈迦さまの時代から続く伝統的行事。
後に雨期のある夏に行う ・・・ 夏安居( げあんご ) 雨安居( うあんご )
と呼ばれるようになった。
夏籠り ・ 夏行とも呼ばれる。
結構 ~ しんどい ・・・ 午前中二回 ・ 午後から二回の講義 ・・・
睡魔も襲ってくる ・・・
本来の目的は ・・・ 小動物への無用な殺生を防ぐ為のもの。
無用か ?
それでは有用な殺生があるのかな ? なんて拳骨和尚は考えてしまう。
実は今回の夏安居 ・・・ 一日目は完全に遅刻した。
それも丸一日。
着いたのは夕方の六時半。
でも晩飯には間に合った ・・・
何故か ?
本来の目的に随ったから。
もう少しでモフを死なせてしまうところだった。
夏安居の前日12日の夕方六時におばあちゃんが ・・・ モフの様子がおかしい !
おかしな声で鳴いて鳴いて痛がって苦しんでる ~
お医者さんへ連れっていって !
診察受付は6時45分まで !
すぐに連れて行った。
今晩入院させてください。
尿路結晶です。
膀胱におしっこが溜まっています。
詰まって出ません。
処置に時間がかかります。
緊急入院 !
明日の午前中に迎えに来てください。
明日の朝は午前五時に出発しようと ・・・ 思っていた。
午前九時に迎えに行った。
麻酔をしてカテーテルを入れておしっこを出した ・・・ 出たおしっこの量は
ネコの体重からすれば大変な量 ・・・
さぞかし辛かっただろうな ・・・
もう大丈夫だと思っていたら ・・・ そうではなかった。
ドクター曰く。
もう一日発病が遅れていたら ・・・ モフは死んでいた。
小さな子は一日で尿毒症になります。
病院は14・15日は休み。
拳骨和尚は本山へ。
89才のおばあちゃん一人ではモフを連れて行けない。
何とも言えない ・・・ 時間の妙 ・・・
ぎりぎり間に合った。
神仏に感謝 !
連れて帰ってしばらく様子を見た。
昨晩と今朝は食事をしていない。
よほどお腹が空いていたのだろう ・・・ 貪り食った。
お水もしっかり飲んだ。
無色透明なおしっこをいっぱいした。
もうこれで大丈夫 ! と思った。
午後二時 ~ そろそろ出かけるか !
とした瞬間に名古屋からおばあちゃんの孫が夫婦で来た。
それでまた一時間出遅れた。
三時に出発 !
途中 ~ 宝塚トンネルで18キロ停滞 ・・・ おまけに雷雨 !
でっ ! 着いたのが夕方六時半 ・・・
ノンストップで行ったので ~ すぐトイレに走り込んだ !
モフの辛い気持ちがよく解った。
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