拳骨和尚の辻説法

みなさん　！　ごきげんいかがですか。

【　若脳乱者　頭破七分　省略された文字　】　とは　？


さあ　～　始めます。

この　【　若脳乱者　頭破七分　】　は

妙法蓮華経陀羅尼品第二十六に出てきます。

【　脳乱○○者　頭破○七分　】　

この丸の部分には

【　○○説法○　○○作○○　】　が入ります。


もっと詳しく書けば

【　若不順我呪　脳乱説法者　頭破作七分　如阿梨樹枝　】
　

もっともっと詳しく書けば

【　若不順我呪　脳乱説法者　頭破作七分　如阿梨樹枝　如殺父母罪　

　　亦如壓油殃　斗秤欺誑人　調達破僧罪　犯此法師者　当獲如是殃　】　


『　若し我が呪に順ぜずして　説法者を悩乱せば

　　頭破れて七分に作ること　阿梨樹の枝の如くならん

　　父母を殺する罪の如く　亦油を壓　（　お　）す殃　（　つみ　）

　　斗秤もって人を欺誑し　調達が破僧罪の如く

　　此の法師を犯さん者は　当に是の如き殃を獲べし　』


「　もし私の呪に順　(　したが　)　わず　説法者を悩乱したら

　　頭破れて七分に作　(　な　)　ること　阿梨樹の枝の如くならん
　
　　父母を殺した罪のように　油を搾る　(　虫を入れて　)　者が得る罪を

　　インチキの秤で人を欺く者が得る罪　

　　提婆達多が釈迦教団を出て分派活動を行って得た罪のように

　　仏道の法師　・　説法者を犯したりする者は

　　まさにこのような罪を得るだろう。」

です。

漢文で　【　５０文字　】　あります。

それを　【　８文字　】　に縮めてしまうのです。


真犯人は日蓮大聖人です。


日々妙法蓮華経の二十八品を読誦されておられる人は

【　頭破七分　】　だけを見られても　・・・　はは～ん　・・・

陀羅尼品のこの所だとお分かりになられるでしょうが　・・・

方便品と寿量品だけしか読まない人は　・・・

省略されたところが解るはずがありません。

もし解ると言われる人は　・・・

嘘をついておられるか　・・・　知ったかぶりをしているか　・・・

何かを信じ込みすぎて盲目になっておられるか　・・・

のいずれかです。


省略されたところは大切な部分です。

若し我が呪に順わずしての　【　不順我呪　】　を省略したら

逆らう私の呪文が解らなくなります。

脳乱説法者の　【　説法　】　を省略したら　・・・

脳乱する本人が誰か　？　

また誰を脳乱するのか　？　解らなくなります。


法華経を全巻一度も読んだことの無い人たちは

この御本尊様を　！　脳乱した者　！　と勘違いされるでしょう。


みなさん　！　

一度法華経の陀羅尼品をよく読まれてはどうでしょうか　？

短い品です。

誰でも読めます。


次回は　【　若不順我呪　】　の　【　呪　】　についてお話しましょう。