みなさん ! ごきげんいかがですか。
今日の辻説法は 【 消えた光 】 です。
日蓮大聖人の大曼荼羅の筆法は
【 ひげ文字 】 とか 【 光明点の筆法 】 と呼ばれています。
日蓮の御書に
【 総じて序品列坐の二界八番の雑衆等一人ももれず
此の御本尊の中に住し給い 妙法五字の光明にてらされて
本有の尊形となる是を本尊とは申すなり 】
と書かれています。
さて ! 法華経序品第一での霊鷲山に聞くために集まった十界の衆生を
微塵も残さず照らしだした 【 妙法五字の光明 】 の正体は ?
それは !
東方万八千世界をあまねく照らし出した釈迦牟尼仏の 【 眉間の白豪相光 】 です。
その光は 【 下は阿鼻地獄至り 上は阿迦尼咤天(あかにたてん)に至った 】
書かれています。
日蓮はその光を長い左払いで表現した ・・・
特に主題の南無妙法蓮華経の御題目の文字は世界中の漢字圏で存在しません。
中国屈指の書家の 【 大可 】 先生に日蓮の書体は何と言う書体か ?
と質問されて返答に困ったことがありました。
辻説法 290 【 御身拭い 】 2007年8月24日
http://plaza.rakuten.co.jp/mandara1000/diary/200708240000/
辻説法 その291 【 御身拭い その2 】 2007年8月24日
http://plaza.rakuten.co.jp/mandara1000/diary/200708240001/
この日蓮の命とも言うべきお釈迦様の 【 眉間の白豪相光 】
ひげ文字の光が ・・・
消えているのです。
どこから消えたのですか ?
日蓮の弟子・六老僧の第三位・富士門流の派祖・白蓮阿闍梨日興上人の
書写の大曼荼羅からです。
今まで拳骨和尚は日興上人の曼荼羅を穴の開くほど見たことがなかったのです。
拳骨和尚の大曼荼羅一千体書写行のお手本は
【 日蓮大聖人の弘安四年四月五日 】 ( 1281年 ) の大曼荼羅でした。
今回穴の開くほど見た日興上人の 【 大石・持佛堂 本尊 日代闍梨 】
の書写日は
【 元亨ニニ ( 四 )年 八月廿九日 】 ( 1324年 ) です。
弘安四年からは 【 43年 】 後です。
大聖人は弘安五年十月十三日の午前八時ごろに亡くなります。
それからですと 【 42年 】 です。
この何十年の間に何があったのでしょうか ・・・
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