拳骨和尚の辻説法

みなさん　！　ごきげんいかがですか。


先週は佐賀県の日蓮宗大荒行　・　再再行成満の大野上人ご夫妻の来寺を始めとして

毎日寺に来客がありました。

それも遠方の方ばかりです。

何時も一人で寂しい思いをしている拳骨和尚は

楽しい悲鳴をあげています。

さて　！　

今日はＴＡＯ先生の治療で整った体を使って

心静かの辻説法です。


辻説法　１２３８　【　南無善徳仏　】　でご紹介した

妙法蓮華経　化城諭品第七の　【　十方分身諸仏　】　は

１．　東方作仏　【　一名・阿閦　在歓喜国。　二名・須彌頂　】

２．　東南方ニ仏　【　師子音　師子相　】　

３．　南方ニ仏　【　虚空住　常滅　】　

４．　西南方ニ仏　【　帝相　凡相　】　

５．　西方ニ仏　【　阿弥陀　度一切世間苦悩　】　

６．　西北方ニ仏　【　多摩羅跋栴檀香神通　須彌相　】　

７．　北方ニ仏　【　雲自在　雲自在王　】　

８．　東北方一仏　【　名壊一切世間怖畏　】　

９．　第十六。我釈迦牟尼仏。娑婆国土。

の十六名です。


ここで問題は　

１．　日蓮が文永年間に大曼荼羅に勧請した　【　南無善徳仏　】　は

【　東方の阿閦仏　】　として　【　十方分身諸仏　】　に含まれます。

何故　！　日蓮は重複をしたのだろうか　？


２．　四方　・　八方の　

東　・　東南　・　南　・　西南　・　西　・　西北　・　北　の七方に

各二仏づつ　【　１４人　】　

東北に一仏で　【　１５人　】　です。


ここで　！　

ちょっと待てよ　！　

おかしい～な　～　と思わなければなりません。

普通　四方八方の人数は　【　振分け　】　が常識です。


そうですね　！　

だって１６人　(　王子　)　と言う人数の制限があるからです。

残りの　【　上　・　下　】　のニ方の問題をクリアーするために苦労したあとが見えます。

【　上下　】　を一つにしてしまえば　【　十方　】　になりませんし　・　・　・

此処化城諭品では　【　員数あわせ　】　をする為に上下を一つにしています。

何故でしょうか　？


３．此処で　！　　西方ニ仏　【　阿弥陀　度一切世間苦悩　】　と
　
【　阿弥陀仏　】　が出てこられます。　

妙法蓮華経　化城諭品第七によると十方分身諸仏には間違いなしに

阿弥陀仏が居られるのです。

何故　？　

日蓮は　！

現代の法華系の団体・創価学会や大石寺が煤ほど嫌う　！

【　十方分身諸仏　】　の中に居られる　【　阿弥陀仏　】　を

大曼荼羅に勧請したのだろうか　？


４．　文永　・　建治年間が終わり弘安年間に入ってゆきます。

日蓮の大曼荼羅は弘安年間に入って

【　南無善徳仏と南無十方分身諸仏　】　の勧請がなくなります。

何故でしょうか　？


これらの事は！　拳骨和尚が日蓮大聖人の文永十二年卯月　(　四月　)　日　の

曼荼羅の真贋を依頼されて今更ながら気が付かされたことです。


さて　！　

ここから始まる拳骨和尚の辻説法　！

大曼荼羅に魅せられて　！

体と心の運転免許証は　！

真骨頂の佳境に入って行きます。



続く　・　・　・