みなさん ! ごきげんいかがですか。
どうですか ?
禅定シリーズは ?
面白いですか ?
今日はシリーズ その三です。
さあ ! 始めましょう。
禅定とは 【 禅 】 と 【 定 】 の熟語です。
一つ禅定の意味を掘り下げて見ましょうか。
【 禅定 】
1.梵語の意訳の禅と音訳の定の合成語。
2.一心に物を考え思いを静めること。
3.姿勢と呼吸を整え精神を統一して静かに真理を考える。 座禅。
4.仏門に入り仏道を修める。
5.高山に登って修行する。
( 新漢和辞典より )
3番目に面白い意味の表現がありますね !
姿勢と呼吸を整える ! 座禅。
姿勢 ! ? って体だけではないですよ。
考えや生き方にも共通します。
これですね !
ここでまた面白いことを再発見し思い出しました。
【 呼吸 】 です。
息を 【 吐 】 いたり吸ったりすることを
何故 ?
呼吸と書くのでしょうか ?
【 呼吸 】 の呼は 【 よぶ ・ さけぶ 】 の意味ですよ。
不思議です。
ではNHKのラジオ体操の深呼吸は 【 吸呼 】 が正しいのでは ?
♪ 吸って吐くのが深呼吸 ! ♪ って歌っています。
実はこれには深~い理由があります。
1.息のするときの順番。
2.息を吐く時にしか話せない。
すべての呼吸法にいえる事。
最初に吐く ! すべて吐く ! 残気を残さない !
残気があるうちはいくら新鮮な空気を吸い込んでも意味が無い !
息を吐く時にしか言葉を話せない。
たまに吸いながら笑っている人がいます。
【 引き笑い 】 といって一番下品な笑い方です。
一番重要なことは !
この息を吐く時に何の言葉を吐くか ! ?
これで人の人生がほぼ決まります。
罵詈雑言 ・ ・ ・
いつも愚痴 ・ ・ ・
我一人正しきと思い攻撃的に人に説教を垂れる ・ ・ ・
他の悪しきところのみ目に付き批判に明け暮れる ・ ・ ・
何時も毎回こんな言葉を吐いていれば ・ ・ ・
相手から同じことを返されること間違いなし ! です。
では ! どうすれば良いか ?
みなさん ! 解りますか ?
和尚さん !
それをお聞きしているのです !
はい ! そうでしたね。
それはね ! 同じ理屈で善い言葉を吐けばよいのです。
それも【 行住坐臥 】 に渡ってです。
【 座禅 ・ 立禅 ・ 臥禅 】
座禅はわかりますね。
座ってする呼吸です。
では立禅は ?
拳骨和尚が小さい時から習った剛柔流の空手道にその答えがあります。
一番最初に習うのが
【 三戦 ( さんちん ) ・ 転掌 ( てんしょう ) 】 と言う形の中にある
【 息吹 ・ いぶき 】 です。
文字通り息を吹くことです。
これを 【 立禅 】 といいます。
別名 【 内臓呼吸 】 とも言います。
まあ ~ あまり難しいことは言いません。
立って歩きながら或いは戦いの最中にする呼吸です。
和尚さん ! 【 臥禅 ! ? 】 って ?
これは拳骨和尚が大怪我をして入院中に編み出した呼吸法です。
拳骨和尚は両腕も一緒に骨折したものですから ・ ・ ・
五十五日間ベッドで仰向けで寝返りも打てませんでした。
その何もできない時に自分が唯一出来る事が !
寝ながらする 【 臥禅 】 でした。
その時に口から吐く言葉が 【 毎自作是念 ・・・・・ 】 でした。
妙法蓮華経如来寿量品第十六の一句です。
【 毎( つね ) に自ら是の念を作 ( な ) す 】 と読みます。
【 何時もこのように思っています 】 ぐらいの意味だと思っていました。
ところが今はっと ! 気がつきました。
【 息 】 は自分の心と書きます。
【 念 】 は今の心です。
自らの【 息 】 で姿勢と呼吸を整え
精神 【 一念 】 を統一する。
そして静かに真理を考える。
まあ ~ 余計なことは
思わない !
考えない !
言わない !
しない !
ってことなのでしょう ・ ・ ・ ・ か ?
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