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2025/04/24 04:44 |
辻説法 1168 【 辱め ! 】 

みなさん ! ごきげんいかがですか。

今日の辻説法は 【 辱め 】 です。

【 はずかしめ 】 と読みます。

この字の意味は深~いですよ。

今回も拳骨和尚は知らないことばかりでした。

しかしながら ! 

前の辻説法でいろいろお話した 【 忍耐 】 は

この 【 辱め 】 に耐えることだとハッキリと判りました。


では ! 

この 【 辱 】 を詳しくお話いたしましょうか。


【 辱 】 漢:ジョク。 呉:ニョク。 慣:ニク と発音します。

1. ハズ(ヅ)カしめる。 ハズカしむ。

2. ハジ(ヂ)。 恥。

3. カタジケナい。 もったいない。 ありがたい。

4. カタジケナくする。 ありがたく受ける。

5. かがむ。 屈する。

が読み方と意味です。


【 字源 】 会意 : 辰 ( 時 ) と寸 ( 法度 ) の合字。

       昔 【 耕作の時期を誤ると処罰された 】 から 

       はじ ・ はずかしめの意味となった。

【 熟語 】

侮辱 : あなどりはずかしめること。

恥辱 : はずかしめ ( を受ける )

屈辱 : 負かされてはずかしめられること。

忍耐 : 辛抱強くこらえること。 がまんすること。

辱知 : よく知っている人。 知り合いであることを光栄に

     思っている人の意味。 

辱臨 : おいでをかたじけなくする。 

     人が来てくれたことを光栄に思う。

忍辱(にんにく) : 六波羅蜜の一つ 【 忍辱波羅蜜 】 の事。


ざぁ~とこれだけありました。


みなさん ! 六波羅蜜(ろくはらみつ)ってご存知ですか ?


知りません。


そうですよね~。

普通の人はたいていご存知ありません。

でもね ! 

大切なことなんですよ。

迷いのこの世を 【 此岸 ・ しがん 】 と言います。

では悟りのあの世はなんと言うのでしょうか ?

【 彼岸 】 と言います。

毎年春と秋にお彼岸が来るでしょう。

あの彼岸です。

波羅蜜は波羅蜜多( パーラミーター ) の事で 【 度 】 の事です。

度は 【 渡す ・ 渡る ・ 至る 】 です。

六つあるのです。

参考までに六波羅蜜とは

【 布施 ・ 持戒 ・ 忍辱 ・ 精進 ・ 禅定 ・ 智慧(般若) 】 です。

実はこれを言われたのはお釈迦さまです。

彼岸に渡るために !

この中の一つ 【 忍辱 】 を 【 鎧 ・ よろい 】 にして

着 ( 著 ) なさい ! と

妙法蓮華経勧持品第十三で言われいます。

そして鎧の事を妙法蓮華経法師品第十で

【 柔和忍辱の衣 】 と言われているのです。


そんなことを言われても ・ ・ ・ 

一体 ! 

何処に行けば柔和忍辱の衣があるのですか ?

一体 ! 誰が着せてくれるのですか ?


この鎧がお金で買えれば ・ ・ ・ なんて考えているのは

どなたですか ?

拳骨和尚もお金で買えて着せてもらえたら

どんなに楽か ! とつい横着なことを考えてしました。


さて ! 

一体 ! 

何処に ! 

この鎧があるのでしょか ?

それを次にお話しましょう。

続く。



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2011/01/26 12:01 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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