みなさん ! ごきげんいかがですか。
明日 !
拳骨和尚は2001体目の大曼荼羅を書写しに蓮華寺に参ります。
今日 ! 蓮華寺で使う軽四の中古を頂きに行きます。
先だってからお願いしていた出物が見つかりその手続きが終わったのです。
これもホンダCAR‘S尼崎東の辰野社長のご好意です。
つまりお布施です。
ありがたい事です。
大津の堅田では車が無いと生活が出来ない !
と言っても過言ではありません。
その証拠に大津市は車の所有台数が全国一だそうです。
さて ! 今日の辻説法です。
七月三日に2000体の書写が終わりました。
実は !
書写が始まる前に !
迷いに~迷っていた事があるのです。
拳骨和尚さん ! 一体なんなのですか ?
それは ! 和紙の 【 天地 】 です。
和尚さん ! 紙に天地があるのですか ?
普通ありません。
拳骨和尚は今まで紙の天地など考えた事がありませんでした。
そりゃそうです。
紙には 【 表裏 】 はありますが ! 天地は無いように思います。
拳骨和尚も最近は表裏を間違わなくなりました。
表裏は ! 触れば ! 誰でも分かります。
天地は買い求めた時 ! 箱や袋に入っている状態を見て上を天にします。
わざわざ ! ひっくり返して使う天邪鬼も少ないと思います。
長い間放置して天地が分からなくなっても ・・・
使用には別段困りません。
ところが今回は特別でした。
全紙の天地4分の3の所に斜めに長い皺がありました。
この皺を上にするか ! 下にするかで !
悩みに悩み続けていたのです。
この皺を天にもって来たら 【 法 】 の字に来る ・ ・ ・
地に持って行けば 【 経 】 の字 ・ ・ ・
どうしよう ・ ・ ・
結論が出ないまま ! 眠れぬ夜を過ごしました。
早朝の勤行を済ませました。
この日は拳骨和尚の実の姉の七回忌でした。
勤行の後法要を致しました。
それでも結論が出ませんでした。
諸行無常の中野社長一行が到着されるのは9時過ぎです。
拳骨和尚のお母さんも一緒に乗せてきていただきました。
9時過ぎに到着しました。
カメラマンは ! 女性です。
【 花鳥風月堂 】 さんと名乗っておられます。
準備が始まりました。
まだ ! 迷っています。
どうするの ?
カメラのセッティングも終わりました。
墨を磨り始めました。
それでもまだ迷っています ・ ・ ・
和紙を広げました。
その時です。
今まで気が付いていたけれど !
気にも留めていなかった跡を見つけました。
それは 【 洗濯バサミ 】 の跡でした。
80歳のお婆さんが ! 洗濯バサミに挟んで ! 乾かした跡です。
これで ! 決まりました。
こっちが ! 上 !
その瞬間 !
迷いが吹っ切れました。
人間 ! 心が決まり ! 迷いが無くなると !
こんなに気持ちが良くなるとは思いませんでした。
それからです。
涼風が流れ出したのは ・ ・ ・
本堂の方から 何とも言えない 爽やかな風が
大曼荼羅の書写が終わるまで
いや 終わっても 吹き続けていました。
お母さんがこんなに気持ちの良い風は初めてです と言われた。
その時の 【 洗濯バサミ 】 の跡です。
もし天地が逆さまになっていたら ・ ・ ・
また違った大曼荼羅に成っていたと思います。
拳骨和尚の大曼荼羅書写は 【 一期一会 】 です。
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