拳骨和尚の辻説法

【　R　R　R　R　R　・　・　・　・　】

【　はい　！　吉野です　】

【　吉野智応　・　・　・　お上人ですか　？　】

はは〜ン　！　石山人先生だ　！

みなさん　！　ごきげんいかがですか。

二月二日の午後三時に石山人先生よりありがたいお電話を頂きました。

石山人先生から　！

お上人です　！

くすぐったいですよっ　！

ところで　！　吉野のおやじさんは　・　・　・

去年の十二月十六日に十三回忌法要を済ませましました。

そうか　・　・　・

一度お会いしてお礼が言いたかった　・　・　・

何の礼ですか　？

わしがまだ駆け出しの頃

吉野の親父さんに命を救われた事がある　・　・　・

私の親父にですか　？

そんな大袈裟な　！

そんな事は無い　！

当時　（　１９７０年前後　）　は

作れば何でも　（　粗悪品でも　）　売れる時代じゃった　・　・　・

ところが石の世界は違う　！

現場に取り付けるという大仕事が残っている。

これが無ければ完成しない。

つまり　！　金がもらえない　！

そんな中で仕事を取りすぎてしまい

にっちももさっちも行かなくなってしまった。

腕の良い職人は少ないのです。

現場で石を取り付ける職人の奪い合い取り合いになった　！

わしのところには　！

誰も来てくれなかった　！

そんな時　【　安藤博之　】　社長から

【　大阪の吉野のおやじ　】　のところに行って頼め　！

と言われ大阪に頼みに行った。

吉野のおやじさんの家には大理石会社の番頭連中が列をなしていた。

順番が廻ってきておやじさんがわしに言った。

何処から来たのか　？

岐阜です。

ほぉ〜　！

ワザワザ岐阜から来たのか　？

安藤さんの頼みか　・　・　・

分かった　！　すぐ手配する。

と言って一番優先してくれたと言われました。

これで　！

大学を卒業したての拳骨和尚を　！

所のおやじさんが　！

【　柳ヶ瀬ブルース　】　の柳ヶ瀬に連れて行ってくれた理由が

今　！　解かりました。

親の七光りでした。

石山人先生は先祖代々日蓮宗じゃと言われました。

拳骨和尚は岐阜は浄土真宗王国だと思っていました。

岐阜には日蓮宗は無い　！　と思っていたぐらいです。

そんなことはない　！

在所の揖斐に創建３５０年の日蓮宗の寺がある。

【　所　】　家はその寺より古いんじゃ　！　と自慢されました。

一つ聞きたいことがあるのじゃが　？　？　？

【　大日蓮宗　】　と言うのは　【　身延山　】　とは

どういう関係にあるのですか　？　でした。

続く　・　・　・