拳骨和尚の辻説法

みなさん　！　ごきげんいかがですか。

拳骨和尚は　！

毎日々々　！

我が師日蓮の大曼荼羅を見ています。

この美しくも力強い筆法の墨蹟を見続けています。

辻説法　８１４　【　墨蹟　】　に載せた日蓮大聖人の大曼荼羅は

お亡くなりになる一年半前のものです。

【　弘安四年四月五日　】

この二ヵ月後に第二回の蒙古襲来弘安の役があります。

身延の草庵は未曾有の国難でごった返していました。

この時は大聖人様の体調はすこぶる悪くなっています。

御本人も　【　やせ病　】　と言われています。

四条金吾の投薬も虚しくなっていました。

この大曼荼羅の力強さは

沢山ある大曼荼羅の中で群を抜いています。

【　華　】　の字が特にそうです。

二重三重と重なる　！

墨の濃淡　！

流れる水の如く　!

連なって行く　！

大小様々な文字　！

大胆なかすれ　！

この世に存在しない日蓮の文字　！

書体　！

どれを取っても　！

どれを見ても　！

我が師日蓮の息使いが聞こえます。

この墨蹟を　！

殺して台無しにしてしまうのが　！

板曼荼羅です。

この墨蹟を　！

板に彫刻して再現するなど　！

絶対に　【　不可能　】　です。

妙楽大師の

【　雖讃法華経　還死法華心　】

【　法華経を讃　（　ほむ　）　ると言えども

還って法華の心を死　（　ころ　）　す　】

ではありませんが

大聖人の魂の大曼荼羅の墨の蹟を　！

金箔で埋めて解からなくする事は　！

もう止めたほうがいいと思うのです。

毎朝　！

毎日　！

この大曼荼羅を手を伸ばせば届く距離の所で見ています。

拳骨和尚はこの大曼荼羅が大好きです。

とても美しい　！

そして力強い　！