みなさん ! ごきげんいかがですか。
今日の辻説法は 798 【 破門 】 の続きです。
『 ところが兄嫁のキャサリンの仕返しがありました。
ガチガチのカソリック信奉者の娘のメアリが女王になるのです。
栄耀栄華の新教のプロテスタントは 【 300人 】 以上 !
処刑されました。
この女王のあだ名が 【 ブラッディ ・ メアリ 】 です。
トマトジュースとウオッカのカクテルです。
【 血なまぐさいメアリ 】 です。
これでイギリスはまたカソリックになります。
続く。 』 でした。
実はこの 【 ブラッディ ・ メアリ 】 には
なつかしい思い出があるのです。
貿易会社に勤務していた若き日の拳骨和尚は
中国大陸に
いや ! と言うほど出張しました。
北から南 西から東 へと短期中期長期の出張を繰り返しました。
その数200回以上 ! です。
一人の時もあり団体の時もありました。
そんな中で戦友で親友の友福さんと二人の旅が一番 ! 楽しかった。
航路は上海経由を避けました。
当然香港経由です。
行きも帰りも香港一泊です。
行きの飛行機の中で最初に飲む ! のが決まって
【 ブラッディ ・ メアリ 】 です。
どうしてかって ?
誰が見ても 【 トマトジュース 】 にしか見えないからです。
出張は朝の飛行機です。
ですからいきなり ! ウイスキーの 【 ロック 】 は
具合が悪すぎます。
この 【 ブラッディ ・ メアリ 】 はアメリカの法律の
【 禁酒法 】 が出来て施行された時期に発明された
【 カクテル 】 です。
FBIの長官 【 エリオット ・ ネス 】 と
シカゴのギャングのボス 【 アル ・ カポネ 】 の
命を懸けたしのぎ合いです。
映画 【 アンタッチャブル 】 の時代です。
ベースは 【 ウオッカ 】 です。
当然50度以上の上等品です。
レモンを思い切り絞ります。
好みで塩と胡椒で味を調えます。
一度タイ航空のキャビン ・ アテンダントのお姉ちゃんに
タイ製の 【 タバスコ 】 を !
山ほど入れられ飲んで ! むせ返ったことがありました。
まあ〜
この酒は人に隠れてコッソリと静かに悟られずに飲む !
【 ほいと酒 】 の代名詞なのです。
拳骨和尚さん !
【 ほいと酒 】 ってなんですか ?
あっ ! そうか。
今の人には解からない言葉ですね。
差別用語です。
辞典には
【 ほいと 】
『 乞児 ・ 乞食 ・ 陪堂 ( ホイトウ ) の転。
一説に ( 祝人 ・ ホギヒト ) の 転。
職業に関する蔑視語 』 と書いてありました。
【 ほいと ・ 山家 ・ 部落差別 】 は桃山学院大学の
元学長現在は名誉教授の沖浦和光先生が研究されています。
作家の五木寛之さんがこの先生のファンです。
拳骨和尚はこの親父さんとは馬が合いません。
この先生のお陰で大学は随分左の方向へ行き過ぎました。
今 ! 真っ直ぐに戻しています。
まあ 〜 簡単に言えば 【 盗み酒 】 とでも言いましょうか
アルコール中毒になる一番 ! 早道の飲み方です。
別名 【 キッチン ・ ドランカー 】 とも言います。
特に女性に多いのです。
人に隠れて飲む ! ものですから早くなるのです。
御題目も早くなるのを 【 疾 】 と言います。
龍樹菩薩の大智度論の中では
病の中で最悪の病であると言われています。
その病の名は 【 狂疾 】 と言います。
酸素不足になり大変な障害が起こります。
最近はトンと御無沙汰です。
この飲み方 ! 非常に高く付くのです。
不経済極まります。
なんか〜 朝から酒談義になってしまいました。
破門の話をしようと思っていたのに 〜
そうです !
イギリスはプロテスタントになったにもかかわらず
【 ブラッディ ・ メアリ 】 の300百人以上の処刑で
またカソリックに逆戻りしてしまいました。
ところがこの 【 ブラッディ ・ メアリ 】 にも死が当然訪れます。
因果は廻ります。
なんと ! 次期女王は !
フランス帰りの女官 !
ヘンリー8世の第二王妃 【 アン ・ ブーリン 】 の一人娘 !
クイーン ・ エリザベス1世なのです。
この女王様は生涯独身を通します。
【 処女王 】 と呼ばれます。
この処女王の名を冠した州がアメリカに残っています。
【 バージニア 】 です。
この女王様が再びイギリスをプロテスタント国家に戻します。
お父さんの設立した 【 イギリス国教会 ・ アングリカン ・ チャーチ 】
を不動のものにして行くのです。
この流 ! どうにも止まりません。
後のアメリカ合衆国に流れ込んで大河になって行きます。
続く ・ ・ ・
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