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2025/08/07 22:04 |
拳骨和尚の辻説法 その725 【 熱い眼差し 】
みなさん ! ごきげんいかがですか。

拳骨和尚が何故 ?

みやこめっせで大曼荼羅を書写しなくてはならなくなったか

その訳をお話しましょう。

九月の中頃徳島から越智社長さんが訪ねてこられました。

拳骨和尚の大曼荼羅の表装を一手に引き受けてくれています。

全国の関係各社に紹介してくれています。

この越智さん若いのにやり手です。

何せ人の話をよく聞いて忘れないのです。

そんなこと言ったけ ! と言ってすっとぼけてもダメです。

本当に良く覚えています。

その越智さんが拳骨和尚の事を 【 先生 】 と言われるのです。

本当はあまり言ってほしくないのです。

でも良い気持ちです。

なんだか偉くなったようです。

故石川先生がいつも言われていた 【 先生 】 と三年言われれば

【 バカ 】 になる。

それなら先生が一番バカじゃないですか。

そのとおり !

と大笑いしたことを思い出しました。

実は吉野先生が大曼荼羅を書写しておられるところを

是非見せて頂きたいと言われている人がいます。

いいですよ。

連れていらっしゃい。

それは無理です。

どうして ?

先生の所に全部入れません。

一体何人なのですか ?

何千人になると思います。

えっ !

それは無理ですね。

はい ! 解かりましたと返事をした次第です。

返事はしたものの ・ ・ ・

日が近づくにしたがって逃げ出したくなりました。

拳骨和尚は人に束縛されるのが 【 大嫌い 】 です。

どんなに厳しい難行苦行も人からやらされているうちは

修行では無い ! と思っています。

そんな時我が師日蓮の辻説法を思い出したのです。

京の都のすぐ近く比叡のお山の延暦寺で十一年の修行が終わり

故郷の清澄寺で南無妙法蓮華経の大一声を発した瞬間から始まる苦難

その苦難を乗り越えて鎌倉の小町大路の辻に立っての辻説法をです。

それから比べたら ! 【 屁でもない ! 】 と勇気を出しました。

拳骨和尚はこの二日間 !

余計な事は言わないと心に決めていました。

我が師日蓮も拳骨和尚も辻説法は 【 話す 】 のが仕事です。

黙っていたら説法になりません。

坐禅になってしまいます。

ただ今回は何があっても ! 罵倒されても !

石を投げられても !

黙々と坦々と書写に徹しきろうと決心していたのです。

そんな大袈裟な決心とはうらはらに

ずっと投げかけられる 【 熱いまなざし 】 を感じていたのです。



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2008/11/08 16:11 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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