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2025/04/22 13:06 |
拳骨和尚の辻説法 その657 【 最澄大和尚の多宝塔 】
みなさん ! ごきげんいかがですか。

昨日は御心配をおかけしました。

人の世は何が起こるか分かりません。

起こったときにどうするかが大切ですね。

明日は我が身です。


FI67_2E.jpg
さて ! 今日の辻説法は

我が師日蓮が自筆の本尊である大曼荼羅の中に 【 南無伝教大師 】 と

書かれた最澄大和尚が発願し造られた 【 多宝塔 】 です。

とても美しい塔です。

この多宝塔の名前は 【 法華総持院東塔 】 と言います。

比叡山延暦寺に建っています。

この多宝塔 !

実は昭和五十五年に再建されたのです。

それも四百年目にです。

織田信長に焼き討ちされた時消失してしまいました。

四百年間そこに無かったのです。

それで佐川急便 ( グループ ) の社長さんが御寄進したのです。

凄いね !



FI67_3E.jpg
この塔と同じものが全国に六ヶ所建っています。

最澄大和尚はこの多宝塔の完成を見ずに亡くなられます。

完成させたのは滋覚大師円仁( じかくだいし ・ えんにん ) 座主です。

【 入唐中に見た唐都長安 ・ 青龍寺の鎮国道場を模して天台密教の根本道場とした 】

と説明が付いていました。

この塔の上層部には

【 仏舎利 】 と

【 法華経千部 】 と ( 八巻 × 千 = 八千巻 )

【 般若心経五十万巻 】 と

【 千万遍の念仏名号 ・ 南無阿弥陀仏 】 が納められています。



FI67_4E.jpg
下層部には

【 胎蔵界大日如来のほか五仏 】 の仏像が安置されているそうです。

本当に凄いことだと思います。

しかし仏舎利についてはどうでしょうか ?

四百年前に燃えてしまっているからです。

経典類と念仏名号は再生出来きます。

仏舎利 【 お釈迦さまの御遺骨 】 はわかりません。

日本天台宗 比叡山 延暦寺と

真言陀羅尼宗 高野山 金剛峰寺の

【 多宝塔 】 の内陣を見た我が師日蓮の感激と感動とは

生涯忘れることなど出来なかったと思います。

拳骨和尚はこの度の辻説法で積年の疑問が !

晴れ渡りました。

拳骨和尚の著書 【 大曼荼羅に魅せられて 】 の97〜98Pにかけて

【 法華経に出てこない仏さまと明王さま 】 に

『 私が一番疑問に思うことは 日蓮大聖人の大曼荼羅御本尊に

なぜ真言密教の法身仏金剛界 ・ 胎蔵界の大日如来が勧請されて

書かれているのかと言うことです。

この理由を御存知の方がいらしたら教えて下さい 』 と書いております。

この理由が解かりました。

次の辻説法でお話します。

拳骨和尚



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2008/09/14 18:29 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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