みなさん ! ごきげんいかがですか。
今日の辻説法は 【 男の人はどうなるの ? 】 です。
一体何の話ですか ?
はい !
それは妙法蓮華経の本門 ( 二十八品あるうち後半十四品 ) の
薬王菩薩本事品第二十三にある 【 女人往生 】 のことなんです。
今朝は珍しくこの薬王菩薩本事品を読んでいました。
何時もならすっ飛ばして行くのですが ・・・
今日はここで急ブレーキがかかり止まってしまいました。
大きな疑問 ( ? ? ? ? ? ) がいくつも付いて
これより前にどうしても進めないのです。
その部分を書き出します。
【 若如来滅後 後五百歳中 若有女人 聞是経典 如説修行
於此命終 即往安楽世界 阿弥陀仏 大菩薩衆 圍繞住処
生蓮華中 宝座之上 】
【 若し如来の滅後 後の五百歳の中に 若し女人あって
是の経典を聞いて 説の如く修行せば
此に於て命終し 即ち安楽世界の阿弥陀仏の大菩薩衆の圍繞せる
住処に往きて 蓮華の中の宝座の上に生ぜん 】
【 如来の滅後 後の五百年の中に もし女人あって この経典を聞いて
説かれた通りに修行したならば ここで命を終って
そして安楽世界の阿弥陀仏の偉大な悟りを求める修行者衆がとりまいて
住んでいる場所に行き 蓮の花の中の宝座の上に生まれる 】
ここの部分は 【 拳骨和尚の辻説法 大曼荼羅に魅せられて 】 の本の第十章
【 法華経の阿弥陀仏 】 中で書いておりますが ・・・
法華経を説の如く修行する女人は
例外なしに 【 阿弥陀仏の極楽浄土 】 に往生する !
それも大菩薩衆に囲まれてと
誰が見ても読んでもはっきりと書かれています。
がっ しかし ! 男の人のことは書かれていません。
拳骨和尚は男の人のことまでは考えが及びませんでした。
さて ~ 男の人は一体どうなるのでしょうか ?
拳骨和尚が小学校一年生の時 親戚の創価学会のおばちゃんから折伏された
両親につれられ大阪の桜ノ宮の日蓮正宗 ・ 浄妙寺で
故 ・ 石川秀頴先生より御授戒をしていただきました。
その時の言葉です。
【 今身より仏身に至るまで 爾前 ・ 迹門の邪法 ・ 邪師の邪義を捨てて
法華本門の正法 ・ 正師の正義を持ち奉るや否や 】
【 今身より仏身に至るまで 爾前迹門の謗法を捨てて
法華本門の本尊と戒壇と題目を持ち奉るや否や 】
【 今身より仏身に至るまで 爾前 ・ 迹門の不妄語戒を捨てて
法華本門の不妄語戒を持ち奉るや否や 】
この時は一年生です。
何も分かりません。
昭和35年11月22日のことでした。
それからは 【 方便品第二と寿量品第十六 】 しか読んだことがありません。
他は読んではいけない ! 読んだら謗法だ ! という風潮でした。
大きくなってからは法華経を全巻読むようになりました。
法華経以外の経典も今は読みます。
この授戒の時の言葉は
【 爾前 ・ 迹門は 邪法であり 謗法であり 不妄語戒 (ウソ) 】
であると言われています。
爾前とは法華経以前のお経全部の事です。
迹門とは法華経の前半十四品のことです。
この発言 ・・・ すごい発言です。
法華経の本門 ( 後半の十四品 ) 以外は
邪法で謗法でウソ ( 不妄語戒) だと言われているのです。
ところが ! ところがです。
【 法華経を説の如く修行する女人は阿弥陀仏の極楽に往生する 】
と書かれている薬王菩薩本事品第二十三は
間違いなしに法華経の 【 本門 】 なのです。
どうしましょう ! ?
女性はいいですよ。
極楽に行けるんですから ・・・
でも男性は一体どうしたらよいのででしょうか ?
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コメント
クノーパチカさん。
拳骨和尚の辻説法を御自身の信心の糧にしていますとのこと
大変嬉しくまた光栄に思います。
どうもありがとうございます。
【 不妄語戒=ウソ 】 と翻訳したのには訳があります。
■ 私は「不妄語戒=ウソをつかないと誓うこと」と解釈しておりましので・・・
■ 「本門の正法を持ち、三大秘法を持つと私は誓います。爾前・迹門の仏様にではなく、本門の仏様に対してウソをつかないと誓います」
まったくその通りです。
法華経本門の薬王品の阿弥陀仏の安楽世界 ( 極楽浄土 ) の女人往生は
日蓮系の伝統教団も新興教団の教学 ・ 信仰でもまったく無視されています。
南無妙法蓮華経と毎日言われているのにです。
今回の辻説法は 【 三帰依文 】 を問題にしました。
拳骨和尚が子供の時に授戒した大石寺( 日蓮正宗 ) の文言句句です。
今読み返すとまったく日本語になっていません。
クノーパチカさんのコメントにお答えすべく近々辻説法で深く掘り下げて見ましょう。
ご丁寧にありがとうございました。
暑さ厳しき折お体には気をつけてお過ごし下さい。
拳骨和尚 吉野智応 拝。
拳骨和尚の辻説法を御自身の信心の糧にしていますとのこと
大変嬉しくまた光栄に思います。
どうもありがとうございます。
【 不妄語戒=ウソ 】 と翻訳したのには訳があります。
■ 私は「不妄語戒=ウソをつかないと誓うこと」と解釈しておりましので・・・
■ 「本門の正法を持ち、三大秘法を持つと私は誓います。爾前・迹門の仏様にではなく、本門の仏様に対してウソをつかないと誓います」
まったくその通りです。
法華経本門の薬王品の阿弥陀仏の安楽世界 ( 極楽浄土 ) の女人往生は
日蓮系の伝統教団も新興教団の教学 ・ 信仰でもまったく無視されています。
南無妙法蓮華経と毎日言われているのにです。
今回の辻説法は 【 三帰依文 】 を問題にしました。
拳骨和尚が子供の時に授戒した大石寺( 日蓮正宗 ) の文言句句です。
今読み返すとまったく日本語になっていません。
クノーパチカさんのコメントにお答えすべく近々辻説法で深く掘り下げて見ましょう。
ご丁寧にありがとうございました。
暑さ厳しき折お体には気をつけてお過ごし下さい。
拳骨和尚 吉野智応 拝。
ところで和尚先生は、「不妄語戒=ウソ」と書かれていらっしゃいますけど、私は「不妄語戒=ウソをつかないと誓うこと」と解釈しておりましたので、この部分は
「本門の正法を持ち、三大秘法を持つと私は誓います。爾前・迹門の仏様にではなく、本門の仏様に対してウソをつかないと誓います」
という意味ではないかと思っておりましたが、いかがでございましょうか?
また、「極楽に行けるのは女性だけ?男性は?」の疑問についてでございますが、この部分の前で「薬王品を聞く者には功徳がある」と、女性に限定してませんので、男性にも功徳はあるのでしょう。その功徳の具体例として「女性が薬王品を受持すれば、次は女性として生まれない。仏滅後、後の五百歳の時に薬王品を修行した女性は極楽へ」と、爾前経で差別されてきた女性ですらこのような功徳があることを釈尊は強調したかったのではないでしょうか。
これほどまでに女性救済を強調しなければならないほど、爾前経では女性は差別されていたので、大聖人は爾前経を未得道教とおっしゃったのだと思います。
むしろ、私は「能受持者 尽是女身 後不復受」の経文に驚きました。
長々と大変失礼いたしました。合掌