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2025/07/27 21:55 |
辻説法 973 【 珍品を持って帰る ! 】

みなさん ! ごきげんいかがですか。

辻説法 971 【 珍品 】 で紹介しました 【 達磨大師 】 は

中華民国台湾省花連県で採集されたものです。

e870c9f1.jpeg









台湾最大の県です。

【 花連 】 は大理石の町なのです。

凄いです !

http://www.geocities.jp/midokoroippai_taiwan/page002.html

花連県自体が大理石なのかもしれません。

いや ! 

ひょっとすると台湾そのものが全部大理石かも知れません。

この岩盤の一つが剥がれ落ち !

川の流に流され揉まれ !

出来たお顔が 【 達磨大師 】 です。

真に自然の作り出した驚異です。

ここ花連には大理石工場が沢山あります。

拳骨和尚がまだ子供の時我が日本国は大理石の原石を

台湾から沢山輸入していたのです。

ヨーロッパからの輸入は高く付いたのです。

石山人先生は親分の安藤博之氏に連れられてヨーロッパも台湾も

インドにも石材探しと買い付けに行きました。

花連の大理石を買い付けに行った時 !

師匠の安藤博之氏に !

嫌だと言っているのに !

背中に 【 ダイアモンド ・ ブレード 】 を !

ガムテープで貼り付けられ !

密輸したのです。

もちろん宿泊代と飲み代と夜の遊び代を捻出する為です。

今と違って飛行機の手荷物検査にレントゲンが無かったのでしょう。

当時 【 ダイアモンドのカッターの刃 】 はとても高価な工具だったのです。

特に 【 メイドイン ・ ジャパン 】 は

花連の大理石工場の社長連中にはありがたかったようです。

仕事も終わり原住民の高砂族の家に泊まったそうです。

その時に ! この達磨大師を見つけたそうです。

人の手が入っていない !

そう確信された若き日の石山人先生は !

茶の湯の造形が深かったのです。

茶の湯の元祖 ! 

禅の祖師 ! 

達磨大師の顔が浮き出た石です。

喫茶去 ! ( きっさこ ) 

とは真にきつい言葉です。

茶でも飲んで来い ! と相手を叱責する言葉です。

日本流に言えば 【 味噌汁で顔を洗って来い ! 】 です。

現代では

【 まあ~ お茶でも飲んでゆきなさい 】 と優しく解釈されていますが ・ ・ ・

石山人先生はこの石の達磨大師にそのように言われた気がした !

と言っておられた。

それでもって !

師匠の安藤博之氏の制止も聞く耳を持たず !

持って帰る ! と言い出したのです。

軽く見積もっても 【 80キロ 】 はありそうです。

こんなの持てません。

どうやって持って帰ってきたのでしょうか ?

花連港から船に積んだのは間違いありません。

きっと随行した花連の大理石会社の社長に !

後日手で運ばせたのだと思います。

拳骨和尚は石山人先生亡き後 !

この達磨大師を貰い受けます ! 

の予定です。

拳骨和尚のお寺の庭に ・ ・ ・

達磨大師のお堂と ・ ・ ・

黄金の茶室を建て ・ ・ ・

そっと静かに御安置したいと思っています。

石山人先生にはまだ言っていません ・ ・ ・

その内こそっと言いましょう。






 
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2009/05/19 12:25 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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