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2025/09/17 15:50 |
辻説法 926 【 約束通り 】

みなさん ! ごきげんいかがですか。

拳骨和尚は ! 

今転寝の昼寝から目が覚めました。

二日間の大曼荼羅書写の缶詰の蓋を開けて開放されました。

岐阜市の鶴田町の和紙と掛軸の専門会社の専務さんは

約束通り !

【 午前9時30分 】 に来られました。

帰られたのが11時半です。

二時間色々とお話いたしました。

土砂 ( ドーサ ) 引きがいかに大変な作業であるか

再 ・ 再認識いたしました。

前回の美濃麻紙の土砂引きを失敗した職人さんは 

なんと ! 

80歳のおばあちゃんであった事もわかりました。

このおばあちゃんは限界を感じてもう引退されるそうです。

次回 !

失敗した紙を供養の為にと申しましたら一枚頂けるそうです。

現在拳骨和尚の草庵に安置してある一昨年の12月18に書写した

【 大 ・ 大曼荼羅 】 に使用した麻紙は 【 ビンテージ物 】 です。

何年物か ? はっきりとは分かりません。

その理由は先代の社長が麻紙の担当だったからです。

先代は麻紙は誰にも触らせなかったそうです。

困りますね~

紙の生産者はわかっていたのですが 

土砂引きの職人が 

てっきりこのおばあちゃんだと

誰もが思い込んでいたのです。

今となっては土砂引きの名人の職人が誰か分からないのだそうです。

今回の書写の麻紙は厚みが二倍ぐらいあるような感じです。

専務さんに聞きましたら紙は同じだそうです。

どーも土砂引きが二倍ぐらいしてあるようです。

紙と言うより 【 石 】 と言ったほうが寄り近いような気がします。

DSC05487.JPG






そして表面が 【 キラキラ 】 していて

まるで 【 金波 ・ 銀波 】 の海のようです。

それに墨を吸い込む時間が

信じられないぐらい

とても長いのです。

DSC05486.JPG





 
乾くまで ! 次の動作に移れませんでした。

その分 !

ゆっくりとお書きする事が出来ました。

DSC05488.JPG






これらの麻紙をお酒に例えると

前回の書写に使った麻紙はスコッチの

【 Ballantine´s AGED 30 YEARS 】 

【 バランタイン 30年 】 ものです。

今回書写の麻紙は 【 薩摩白波の黒の新酒 】 です。

一切の妥協がありません。

両方とも不思議な紙でした。

時がたてば経つほど ! 墨と紙が馴染むのです。

きっと素晴らしい大曼荼羅に育って行くと思いました。

そんな訳で今夜は芋焼酎の湯割で一杯頂いて ・ ・ ・

と思っています。

バランタインの30年は

2000体の書写を終えた時に

封を切りたいと思っています。

現在 ! 【 1990体 】 になりました。


 
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2009/05/11 13:18 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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