【 ビジュアル系か ? 清盛は 】
【 平家納経 妙法蓮華経 妙音菩薩品第二十四 】 の見返しには ・・・
五十六人の蓮華台に乗った人が画かれている。
経典の冒頭には
【 釈迦牟尼仏が眉間の光で東方の百八萬億那由多佗恒河沙の諸仏の世界を遍く照らした 】
と書いてあるので諸々の仏だと思っていたら ・・・
妙音菩薩の仲間の八万四千人の菩薩達でした。
後半部分にそう書かれていた。
八万四千人 ~ 文字で書けば一行や二行で簡単に済むが ・・・
ビジュアルで表現するとなると大変な作業になる。
こんな小さな見返しに ・・・ これだけの菩薩や仏を画こうとしたら
その苦労 ・・・ 筆舌に尽くしがたい。
若し画いた絵が下手と言われたら ・・・ それこそ非難 ・ 中傷の的になる。
末代までの恥を ・・・ 子孫が背負う。
絵画を画けない人ほど ・・・ 一丁前に文句を言う。
それは書もいっしょ 。。。
書の字の書も書けない人が ・・・ 写経教室を開催したと聞いた 。。。
写経は修行 ・ 一字一字丁寧に ・ 手を洗って ・ 口を覆うマスクをして ・・・
と注意事項が書いてある。
それでは自分が ・ で書いてみな ~ ! と言われたら ・・・
どうにもならない。
後は 大恥の恥と言う字をいっぱい書くだけ 。。。
清盛が絵を自分で画いたとは到底思えない。
巧みなる画師に画かせた。
無料で画く画師はいない。
当然である。
清盛は自分の世界をビジュアルに画きたかった !
その為にはケチ臭いことは言わなかった。
持ってけ ! 泥棒とまでは言わなかっただろうが ・・・
その以上の根性がなければ出来たもんじゃない。
性根が腐リ切った者には ・・・ 絶対に出来ることじゃない。
拳骨和尚は ・・・ そう思う。
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