【 清盛の血曼荼羅 極彩色再現 高野山 金剛峰寺 】
6月10日の読売新聞一面にこの記事が載っていた。
思わず見とれてしまった。
平清盛が自らの血を絵の具に混ぜて彩色した と伝わる
「 両界曼荼羅 」 ( 別名・血曼荼羅 12世紀 ) について
凸版印刷(東京) が、作製当時の極彩色や精密な描線を画像データとして復元した。
寺と同社はこれをもとに高野山開創1200年 ( 2015年 ) に向け
原寸大の曼荼羅を製作する。
と言うことは ・・・ 手書きの曼荼羅か ?
1800体の仏たち ・・・
絵師は誰が指名されるのだろう ?
きっと素晴らしいものが ・・・ できるだろうな。
2015年 ・・・ 三年後か ・・・ 生きていれば ・・・
見れるかも知れんな ・・・
明日のことなど誰にも分からない。
それが ・・・ 諸行無常 ・・・ 同じ状態を保つものは何もない 。
仏教で習う最初の真理
では最後は何 ?
最後も之に尽きる。
之に逆らい永遠に生きたい ・・・ などと執着すると苦が始まる。
苦 ・・・ 苦諦
集 ・・・ 集諦
滅 ・・・ 滅諦
道 ・・・ 道諦
苦の解決法が八つある ・・・ 八正 ( 聖 ) 道とも言う。
何と解決方法が八種類もあるのだそうな ・・・
嬉しい限り。
清盛の血で画かれたのは曼荼羅中央の八葉蓮華の大日如来の宝冠部分だけらしい。
そうだろう ・・・ 全部血で書いたら ・・・ 清盛と言えども
大量出血で死んでしまう。
血で画いた曼荼羅か ・・・ すごいなあ 。
気合の入り方が違う ・・・
争いごとが起こり ・・・ 戦いが始まる。
いったん始まったら何年かかっても敵方を息の根が止まるまで終わることがない。
根絶やし ・・・
そういう生き方をした清盛 ・・・
清盛の血でなければ収まりがつかない。
拳骨和尚も血で曼荼羅を画きたくなった。
一生に一度だけ ・・・ 金屏風に血で書きたい。
ちょっと趣味が悪いと ・・・ 言われそう。
補足 : 密教の金剛界 ・ 胎蔵界の両界曼荼羅を大曼荼羅と言う。
固有名詞です。
曼荼羅には 【 漫 】 の字は決して使わない。
しかし晩年の日蓮は 【 大漫荼羅 】 と漫の字を使っている。
何故だろう ?
この字を使わなければならない訳でもあったのだろうか ・・・
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三年後に鮮やかな色彩を放つ曼荼羅が出来るのですね。見るのが楽しみです。
因みに、金剛界曼荼羅のサンスクリット語は、『ヴアジラダートゥマンダラ』。
胎蔵界曼荼羅のサンスクリット語は、『ガルバダートゥマンダラ』と言います。