みなさん ! ごきげんいかがですか。
今日の辻説法は 【 鰻丼は大丈夫ですか ? 】 です。
和尚さま ! うなぎの何処が大丈夫なのですか ?
【 食べられますか ? 】 の意味と
【 食べれますか ? 】 の意味の
二つがあります。
昨晩の電話は 【 明日お伺いします。 よろしくお願いします 】 です。
その時に一時過ぎると思いますので ・・・ 言われました。
ではご飯の用意をしておきますから食べずにいらっしゃいと言ったのです。
世の中広いのです。
うなぎがまったくダメな人がけっこういます。
拳骨和尚もかつてはダメでした。
でも親友で戦友の友福さんが大阪で一番のうなぎ屋さんになってからは
大好きになりました。
友福ブランドのウナギはとっても美味しいからです。
土用の丑に合わせてたくさん送ってくれました。
寺にお参りの人にお布施してくださいです。
でっ ! ふっと思ったのです。
今日遠方の埼玉から来られる人は ・・・
うなぎ ? 大丈夫かな ・・・
ほかに食事の材料を何も用意していません。
食べられなかったら ・・・
その時はその時 !
梅干のおにぎりでも作ってやるか !
先日拳骨和尚のお母さんの友人の方から
百年分の梅干を頂きました。
さて ! 余部の駅まで迎えにいって ・・・ 真っ先に聞いたのが !
【 うなぎ丼は大丈夫 ? 】 です。
余計な心配でした。
この言葉を聴いた瞬間 !
顔が ! これ以上無理 ! と言うほどホコロビました。
拳骨和尚も内心ほっとして
わざわざ埼玉くんだりから来て 【 梅干のおにぎり 】 だけだったら
二度とこの寺には来ません。
ほんとによかった !
昔から 【 空腹は最高の調味料 】 とか申しまして・・・
少々うまくなくても ・・・ 大丈夫です。
ですから到着と同時に 【 一時間ほど勤行 】 をしたのですよ。
それから庫裏に行き料理を始めました。
うなぎの焼ける匂いと立ち上がる煙に ・・・
よだれが ~ がぁあ ~ 口の中いっぱいに広がります ~
上等の山椒も用意してあります。
沢庵も二切れなんてケチなことは言いません。
五切れです。
大葉の千切りも用意して ~ さあぁあ ~ どうぞ !
もう ! とまりません。
一気にです。
ふと彼のどんぶりを見るとう
なぎが ・・・ ありません ・・・
ご飯だけが空しく残っているだけです。
そこで拳骨和尚の箸をつけていないウナギを ・・・
差し上げました。
また顔が一段とホコロビました。
この方 【 23才 】 でした。
パソコンの中のバーチャルの人物と
実際に会って見るのとでは
天地の開きがありました。
でも本当に姫路までよく来たと思います。
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