みなさん ! ごきげんいかがですか。
お寒いですね ~ !
体も ・ ・ ・ ふところも ・ ・ ・
でも心だけは寒くない !
そんな強がりは中々言えるものではありません。
現代の日本人が良く使う 【 冬来たりなば 春遠からじ 】 は
イギリスのロマン派を代表する詩人シェリー( Percy Bysshe Shelley )
の 「 西風の賦 (ふ・みつぎもの・天から与えられたもの) 」 という
長詩の最後の句です。
今 ! 苦境に立たされている人たちを勇気付けるためのものです。
それともう一つ !
【 冬は必ず春となる 】 です。
言わずと知れた日蓮の言葉です。
『 法華経を信ずる人は冬のごとし 冬は必ず春となる
いまだ昔よりきかず みず 冬の秋とかえれる事を 』
これも同様に苦境にある人を励ます言葉です。
でもね~。
これって当たり前のことですね。
この当たり前のことが どうして起こるのか ?
に思いをめぐらした時 不思議な光景が見えてまいります。
みなさん !
地球の自転と公転と言うのを ・ ・ ・ その昔学校で習いましたね。
太陽の周りを地球が回っているのを公転といいます。
その公転面に対して地球の自転軸は
【 23.4度 】 傾いているのです。
そのために起こるのが四季なのです。
ですから 松山千春の ♪ 廻~る 季節の中で ~ ♪
【 季節は廻ります 】
今 ! 苦境の真っ最中の人たちに
また ! 春は めぐり廻って冬となる ・ ・
なんて言ってごらんなさい。
もう ! 二度とこの信心をしなくなります。
拳骨和尚は拙著 【 大曼荼羅に見せられて 】 の第六章
【 苦あれば楽あり 】 の中で苦楽のことを楽しく書いています。
日蓮の冬は必ず春となるの続きは
【 いまだきかず 法華経を信ずる人の 凡夫となる事を
経文には 「 若し法を聞くこと有らん者は 一として
成仏せざること無し 」 ととかれて候 】
と書かれています。
この経文とは
妙法蓮華経方便品第二です。
この方便品は実際は如来寿量品第十六より三倍も長いのです。
だから ! ふだん読みません。
ですがっ !
最後の方に
【 度脱諸衆生 入仏無漏智 若有聞法者 無一不成仏 】 と出て来ます。
『 諸の衆生を度脱して 仏の無漏智に入れたまわん
若し法を聞くこと有らん者は 一として成仏せざること無し 』
これも日蓮は当然 ! の事として書いています。
ほんまかいな ?
ほんまです。
仏の無漏智にさえ入れれば ・ ・ ・
仏の 【 無漏智 ? 】
無漏智とは迷いのない煩悩に汚されていない智慧だそうです。
その反対は 【 有漏智 】
迷いがいっぱい ! 煩悩だらけの知恵 ・ ・ ・
まるで !
ざるで底の抜けたバケツに
早くいっぱいになれ !
と願って
結果だけを夢見て ・ ・ ・
水を一所懸命 !
汲んで入れるような ・ ・ ・
知恵の事なんでしょうか。
これで納得 !
春来たりなば 冬遠からじ も
冬は必ず春となるも
仏さまの無漏智の事だったんですね。
拳骨和尚もそうありたい !
と毎日焚き火をしています。
PR
トラックバック
トラックバックURL: