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2025/04/22 20:39 |
辻説法 1158 【 当たり前 ! の事 】
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みなさん ! ごきげんいかがですか。


お寒いですね ~ !

体も ・ ・ ・ ふところも ・ ・ ・

でも心だけは寒くない ! 

そんな強がりは中々言えるものではありません。


現代の日本人が良く使う 【 冬来たりなば 春遠からじ 】 は

イギリスのロマン派を代表する詩人シェリー( Percy Bysshe Shelley )

の 「 西風の賦 (ふ・みつぎもの・天から与えられたもの) 」 という

長詩の最後の句です。


今 ! 苦境に立たされている人たちを勇気付けるためのものです。


それともう一つ !


【 冬は必ず春となる 】 です。

言わずと知れた日蓮の言葉です。


『 法華経を信ずる人は冬のごとし 冬は必ず春となる

  いまだ昔よりきかず みず 冬の秋とかえれる事を  』


これも同様に苦境にある人を励ます言葉です。


でもね~。

これって当たり前のことですね。


この当たり前のことが どうして起こるのか ? 

に思いをめぐらした時 不思議な光景が見えてまいります。


みなさん !

地球の自転と公転と言うのを ・ ・ ・ その昔学校で習いましたね。

太陽の周りを地球が回っているのを公転といいます。

その公転面に対して地球の自転軸は

【 23.4度 】 傾いているのです。

そのために起こるのが四季なのです。

ですから 松山千春の ♪ 廻~る 季節の中で ~ ♪

 【 季節は廻ります 】


今 ! 苦境の真っ最中の人たちに

また ! 春は めぐり廻って冬となる ・ ・ 

なんて言ってごらんなさい。

もう ! 二度とこの信心をしなくなります。


拳骨和尚は拙著 【 大曼荼羅に見せられて 】 の第六章

【 苦あれば楽あり 】 の中で苦楽のことを楽しく書いています。


日蓮の冬は必ず春となるの続きは

【  いまだきかず 法華経を信ずる人の 凡夫となる事を

  経文には 「 若し法を聞くこと有らん者は 一として

  成仏せざること無し 」 ととかれて候  】

と書かれています。

この経文とは

妙法蓮華経方便品第二です。

この方便品は実際は如来寿量品第十六より三倍も長いのです。

だから ! ふだん読みません。

ですがっ !

最後の方に

【 度脱諸衆生 入仏無漏智 若有聞法者 無一不成仏 】 と出て来ます。

『 諸の衆生を度脱して 仏の無漏智に入れたまわん

  若し法を聞くこと有らん者は 一として成仏せざること無し 』


これも日蓮は当然 ! の事として書いています。


ほんまかいな ?

ほんまです。

仏の無漏智にさえ入れれば ・ ・ ・


仏の 【 無漏智 ? 】 


無漏智とは迷いのない煩悩に汚されていない智慧だそうです。

その反対は 【 有漏智 】 

迷いがいっぱい ! 煩悩だらけの知恵 ・ ・ ・

まるで !

ざるで底の抜けたバケツに

早くいっぱいになれ !

と願って

結果だけを夢見て ・ ・ ・

水を一所懸命 !

汲んで入れるような ・ ・ ・

知恵の事なんでしょうか。


これで納得 !


春来たりなば 冬遠からじ も

冬は必ず春となるも

仏さまの無漏智の事だったんですね。


拳骨和尚もそうありたい ! 

と毎日焚き火をしています。



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2011/01/16 16:36 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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