みなさん ! ごきげんいかがですか。
今日の辻説法は !
桃山学院創立125周年 ・ 大学開学50周年の記念事業に贈る
【 奇跡の聖杯物語 】 です。
この聖杯の名は 【 世界平和の祈り 柿織部 焼石( セッキ )聖杯( 南 )
仏陀誕生の聖木 『 無憂樹 』 馬上杯 】 と言います。
石を極限まで薄く削り取り、1200度で焼成し、陶器と見間違うほどの
聖杯を作れるのは世界で唯一人です。
その作者は 【 現代の名工 石山人 】 こと 【 所 一郎 】 先生です。
この聖杯に 【 無憂樹 】 と名付けられ箱書きされたのは
【 奈良の薬師寺の安田瑛胤 ( えいいん ) 管長 】 です。
そして現在の所有者は、桃山学院大学OB
【 学籍番号71E-884 ・ 体育会空手道部第13代主将 ・
宗教法人 大日蓮宗 妙法山 龍福寺 沙門( 修行僧 )
現法華宗興門流富士山蓮華寺 副住職 吉野修常 】 の
吉野恭申 ( やすのぶ ) です。
そして未来の所有者になるべきは
【 イギリス聖公会 第104代 ローワン・ウイリアムズ大主教 】です。
信じられないほど多くの人の善意が集まった奇跡の石の聖杯を
桃山学院創立125周年 ・ 大学開学50周年 ・ 空手道部創部50周年を
祝福する為に、来日されるウイリアムズ大主教の為に、現在の所有者の
吉野恭申がオール桃山として献上いたします。
この石の聖杯が、何故 【 奇跡の物語 】 か、お話いたします。
【 世界平和の祈り 】
1986年10月、ローマ教皇ヨハネ ・ パウロII世聖下の呼びかけにより
世界の諸宗教指導者がイタリアの聖地アッシジに集い世界平和実現に向けて祈りました。
この集いに参加した故山田惠諦天台座主猊下は、宗教の壁を乗り越えて
祈り続けることの大切さを痛感し、日本においても平和の祈りの集いを
行うべく発願、こうして翌年1087年8月3日4日の両日
比叡山開創1200年の記念すべき年に
「 比叡山宗教サミット 」( 世界宗教者平和の祈りの集い ) が
日本宗教史上特筆すべき出来事として開催されたのでありました。
そして日本宗教者代表会議の訪欧使節団が結成され1997年の2月に実現となりました。
遡ること一年、1996年1月に比叡山延暦寺執行
【 小林隆彰 ( りゅうしょう ) 大僧正 】 の依頼があったのです。
それは、日本宗教者代表会議より、世界宗教者サミット訪欧使節団が
バチカンのローマ法王、長官への献上品の制作の依頼でした。
石山人先生は思考選考の末、焼石 ( セッキ ) 柿織部
聖杯 ( 東西南北 ) の四つを提案され、小林大僧正の賛同のもと
【 世界平和の祈り 】 の制作に入られたのです。
一年後十数点の作品が完成しました。
それらを全て携えて石山人先生は1997年2月日本宗教者代表会議訪欧使節団と
同行されました。
日本宗教者代表会議より献上され
石山人先生自ら手渡された聖杯と聖碗は以下のとおりです。
1. バチカン ローマ法王聖下
聖杯 ( 東 ) 聖碗
「 献上後法王聖具に認められ、法王御使用聖具登録と成る 」
2. バチカン 枢機卿アリンゼ長官
聖杯 ( 西 ) 聖碗
3. 他宗教者会議イスラム教会
聖碗
4. イギリス 英国国教会カンタベリー・ランベス宮殿
聖碗
5. イタリア ミラノ大聖堂
聖碗
「 1~5までは写真があります 」
( イギリスでは、カンタベリー・ランベス宮殿の常設展示を言わました )
現代の名工 ・ 石山人先生と吉野恭申は、義兄弟なのです。
共通の師 ・ 安藤博之氏 ( 日本建築石美術の先駆者 ) に
師事した長男と末っ子でした。
そして故あって、30年前に別れたままになっていたのです。
再び会うまでの30年間に、二人は死ぬ目に何度も遭遇します。
【 三十年目の再会 】
2009年は記念すべき大学開学の50周年です。
この年の1月に奇跡が起こりました。
「 トップアート特選ギャラリー 名品撰 2009年1月号 」 と言う
芸術作品を集めたカタログに石山人先生と吉野智応 ( ちおう ・ 僧名 ) とが
掲載されました。
この偶然と必然が30年の空白を一気に埋めたのです。
今年の2月15日にお会いする事が出来ました。
二人とも涙でしばらくは話が出来ませんでした。
吉野は鎌倉時代の僧 ・ 日蓮 ( 1222年~1282年 ) の
書 ( 墨蹟 ) 妙法蓮華経の大曼荼羅一千体書写行達成の行者 ・ 書道家です。
そして武道家です。
現在大曼荼羅の書写は1999体まで進んでいます。
その中から石山人先生に 【 1094体目 】 の大曼荼羅をさし上げました。
そのお礼にと世界に四つしかない 【 聖杯 】 の中から 【 南 】 と
【 妙 】 と名付けられた 【 聖碗 】 をくださったのです。
※ 日蓮 ( 1222年~1282年 ) は、鎌倉時代の仏教の僧。
法華経 ( ロータス・スートラ ) の題目を重んじる諸宗派が宗祖とする。
※ 死後に皇室から 【 日蓮大菩薩 】 ( 後光厳天皇 1358年 ) と
【 立正大師 】 ( 大正天皇 1922年 )の諡号を追贈された。
【 聖杯を頂く時の石山人先生のお言葉です 】
「 売るも良し 自分で使うも良し 人にさし上げるのもよし もう貴方のものだから
ご自由にされたらいい 】 と言われたのです。
この一言で拳骨和尚こと吉野智応はカンタベリー大主教に聖杯を献上する決心しました。
【 石山人生の独り言 】
訪欧使節団に同行して世界の宗教者の方に聖杯と聖碗を献上しましたが
イギリスカンタベリー大主教には聖杯を渡されていません。
この事をずっと気に病んでいました。
でも日本の代表会議からの依頼ですから、出すぎた真似は出来ませんでした。
今回二人の奇跡の再会が、石山人先生の積年の思いを叶える事になったのです。
それと共に、イギリスのカンタベリー大主教に献上したランベス宮殿展示の
聖碗と同作の聖碗 ( 脇 ) が一つ、先生の工房に保管されています。
ありがたい事にこの記念すべき聖碗を石山人先生が桃山学院大学に寄贈してもよい
と言われています。
ローマ法王御使用聖具の聖杯 ( 東 ) と同作の聖杯 ( 南 ) は
カンタベリー大主教に !
カンタベリー ・ ランベス宮殿常設展示の同作の聖碗は桃山学院大学に !
この聖杯は吉野個人の所有物にすべきではありません。
全世界の平和を祈る人々の宝物です。
世界に通用する市民を育てるオール桃山のキリスト教精神と
仏陀の教えロータス ・ スートラの平等精神を持って謹んでカンタベリー大主教に
献上いたします。
2009年5月15日 平成二十一年五月十五日
吉野智応 九拝
※
この物語が英悟に翻訳されカンタベリー大主教に渡されました。
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