【 母の話によると 】
父の形見の羽織の裏には小さな文字 ! がびっしりと書かれていた。
母の母はそれを 【 せんじもん 】 と言っていた。
一体 ! 誰が ? 書いたの。
お父さんですよ。
へぇ ~。
羽織の裏地。
https:/
羽織の裏地にはよく刺繍が施される。
表地より高くつく。
遊び人がよくしたこと。
拳骨和尚はあまり好きではない。
母の父はよくもよくも千字も書いた ! と思う。
母の母は事あるごとに羽織を出してきて床の間に掛けたと言う。
床の間に掛ける前に必ず衣文賭けに掛けて陰干しをした。
これが悲劇の原因になろうとは ~ 誰も思わなかった。
それも母の双子の兄がぁ~犯人。。。
広島県立・尾道商業学校の五年生の時の出来事。
剣道部の主将で剣道三段・居合二段・槍二段の時。
【 馬鹿と阿呆には ! なりたくない 】
と言うのが 【 千字文 】 を書いてみようと思った理由です。
その訳はちょっと前の話なる。
かなり真面目なTV番組( 残念ながら番組名・出演者の名前は失念した )で
90歳代の日本人で後に朝鮮人に戻り
その後日本に帰化した元・大学教授が子供の頃を懐かしそうに語った。
その内容におどろいた。
年端もいかない子供にお父さんはこう言った。
千字文を 読めて ! 書けて ! 意味が解らなければ !
馬鹿になり阿呆になる !
小さい子供にこれは辛かった。
ついついサボった。
サボると親父の鞭が待っていた。
細いしなる棒でふくらはぎをピシャ !
ミミズバレになった。
それが恐くて一生懸命に書いた。
するとお父さんは褒めてくれた。
それが嬉しかった。
今 馬鹿と阿呆にならずに済んだのは
このお父さんの飴と鞭のお陰です ! と。
それで拳骨和尚は独断で千文字の中から二十四文字を選び出した。
書いた。
ついでに日本語訳も書いてみた。
母から 【 せんじもん 】 という言葉を聞かなかったら
おそらく忘れていたと思う。
【 母から聞いた意外な言葉 】
それは 【 せんじもん 】
双子が10歳ごろ父が亡くなった。
昭和10年・・・享年41歳。
母のは母は旦那の形見の羽織を事あるごとに
二階の九畳間で衣紋掛けに掛けた。
母が見た父の羽織の裏側には何やらびっしりと字が書いてあった。
それを母の母は 【 せんじもん 】 と言っていた。
子供だからその音だけが残っている。
そのまま大きくなった。
せんじもんの事などすっかりと忘却の彼方に。。。
おどろいた !
お母さん それは 【 千字文 】 と書くのですよ。
でっ !
何時かは書こうと思っていた千字文のコピーを差し上げた。
母のおどろく事 ! これが千字文なの ? 千字文ってこう書くのね。
しかし ~ 拳骨和尚も千字文を書こうと思っていた矢先の出来事。
本当におどろいた !
【 千字文 】
https:/