【 試し切り 7 居合 】
母の話によると双子の兄は居合・二段の腕前。
しかし女の人ですね ~ 流派までは分からない。
18歳の青年になった兄は二階の九畳間で日本刀を振り回していた。
振り回していたのではありません ! 居合いの稽古をしていたのですよ。
と拳骨和尚はお母さんに申し上げた。
まあ ~ 女の人から見たらそのように見えるのでしょうね。
いわゆる 【 四方切り 】 である。
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風を裂く音が見事。
居合いの醍醐味は如何に速く刀を鞘から抜くか !
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これを抜刀術とも言う。
日本の第一人者 黒田鉄山先生。
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【 試し切り 6 槍 】
拳骨和尚の母の双子の兄。
夢枕に立った叔父上。
長い ~ 槍を持っていた。
母から聞いた話では兄は 【 佐分利流・槍術の二段 】 の腕前。
佐分利流のホームページを開いてみた。
すると極意が公開されていた。
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もちろん文字での表現である。
【 当流は 槍は切るもの 刀は突くもの を真髄としている 】
早速映像を見てみた。
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各所で槍で切っておられる映像が多々見られた。
しかし刀で突いている映像は無かった。
そりゃそうです。
槍術ですから。
【 槍は切るもの ? 刀は突くもの ? 】
この言葉を聴いたとき衝撃が走った !
固定概念を打ち砕かれた。
大事な父の形見の千字文が書かれた羽織。
槍で切ったのか ?
槍で試し切りをするなど古今東西聞いた事がない !
見た事もない。
いくら九畳間でも一間半(2m75cm)の槍は振り回せない。
やはり切ったのは刀である。
夢枕の叔父上が携えてきた大槍。
【 槍は切るもの ! 刀は突くもの ! 】 の極意。
すべて謎が解けた。
さすが我が叔父上である。
【 試し切り 5 失敗の原因 】
母の証言を元に羽織を縦に30センチも切った双子の兄。
それも背中・胸・袖まで・・・
それを再現しようと布巾を二枚重ねて吊し切り。
見事に失敗した。。。
失敗の原因を三日間 ・・・ さぐった。
色々考えた。
1.腕がヘボ。
2.得物がナマクラ。
3.ハンガーが吊り下げじゃなくて挟み込み式。
4.切ろうとおもって切ったから ?
何も考えずに簡単に切れる ! と思った。
それが間違いのもと。
据え物切りの技法では ・・・
一万回チャレンジしても不可能 ! と言うことが解った。
ハンガーに吊るした布を縦に切るには
一番先に切っ先が当たらなければ切る事は出来ない。
切っ先三寸を使う据え物切りとはまったく逆。
ところが 【 暖簾に腕押し 】 と言う諺があるように
吊るした布には刃が裁たない。
裁ったところで切っ先を羽織の背中・胸・袖まで貫く事は ~
不可能と思われた。
しかし母の証言では兄は実際に切った ! と言う。
とても信じることなど ・・・ 出来なかった。
二日の間 ・・・ 悶々としていた。
三日目の朝 ! まどろみの中で母の双子の兄が夢枕にたった。
18歳ぐらいの青年だった。
何も言わない。
しかし ・・・ 手に槍を持っていた。
そう !
佐分利流・槍術が使う長さ一間半・9尺の槍を小脇に抱えていた。
でっ ! 目が覚めた。
【 試し切り 4 据え物切り 】 】
ほとんどの試し切りは 【 据え物切り 】 である。
切るものは巻き藁(畳表)を水でぬらして巻いたもの。
一枚2000円ぐらいする。
それと畳。
新品の畳で試し切りをする人はあまりいない。
高くつく。
そして地面に台に固定する。
日本刀のどの ? 部位で切るか ?
通常言われているのは切っ先三寸。
つまり切っ先より三寸(役10センチ)下がったところ。
畳を水平切りしているところを拡大して見た。
すると ~ 刃が入る瞬間は切っ先から約30センチ。
幅90センチの畳を切り終わる頃は切っ先まできている。
見事 ! である。
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一つ見逃すところだった。
刀の柄を握る手 !
(通常は右と左の間に拳一個分あける)
巨人軍の王選手が新聞紙を吊し切りしたときの握り方。
つまり ! 野球のフルスイングのバットに握り方である。
たぶん ~ 畳を試し切りをされたご本人も意識されていないかも。
この握り方でフルスイングしないと畳は水平に切れないのかも知れない。